2020.10.30 生涯スポーツ・環境委員会

ニチレイチャレンジ特別泳力検定会

令和2年10月30日付 日刊スポーツ新聞掲載記事より

坂戸会場で子どもたちを熱く激励した寺川さん(後列右)と森田さん(同中央)
11日の水泳の日イベントでASの指導を受ける子どもたち

ニチレイチャレンジ特別泳力検定会(日刊スポーツ新聞社協力)が、11日に東京辰己国際水泳場で、25日に埼玉・スウィン坂戸スイミングスクールで、それぞれ行われた。泳力検定は種目別に定められた基準タイムで泳ぐと、1~7級の認定証とバッジがもらえる制度。今年も全国各地での開催が予定されている。
坂戸会場のゲストはアテネ五輪男子100㍍背泳ぎ銅メダルの森田智己さんと、ロンドン五輪女子100㍍背泳ぎ銅メダルの寺川綾さん。記録会を兼ねて参加した219人の小中学生を激励した後にサイン会も行い、水泳の魅力を伝えた。

コロナに負けじと参加した子どもたちを、2人が力強い言葉で励ました。最初に寺川さんが「今日は自分にチャレンジし、目標を達成して喜んで帰ってほしい。力を100%出してください」と言うと、森田さんは「力を発揮する機会も少なかったと思う。今まで練習してきた成果をしっかり出してほしい」と力説。選手たちは目を輝かせて聞き入った。2人は小学生男女からプレゼントを受け取ると、スウィン坂戸のゆるキャラ「タダトラ」も加えた5人(?)で記念写真に収まり、笑顔も見せていた。

東京会場は、泳力検定に加え競泳や飛び込み、アーチスティックスイミング(AS)の指導とデモンストレーションも開催し、参加約460人の子どもたちが水泳の楽しさを満喫した。
「水泳の日」として行われ、飛び込みの特別演技や東京五輪・パラリンピック組織委員会のスポーツディレクター(SD)の小谷実可子氏(54)らによるAS・「TOKYODREAM」も披露した。東京都水泳協会会長で五輪2大会連続2冠の北島康介氏(37)は、「無事に開催できて良かったです」とし、子どもたちに向けても、「このような顔ぶれで指導できたことが、一生の思い出になってくれたうれしいです」と、今後も生涯スポーツの普及と発信に努めていくとした。