2021.08.22

待望のジュニアの祭典が4競技で開幕 <第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会>

[競泳]1日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2021/S70601/index.htm
LIVE配信:https://www.youtube.com/channel/UClLyhI4E7BF3MmPREE9wMEg

2年ぶりに行われたジュニアスイマーたちの夏の最大の祭典、全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会。大阪・東和薬品ラクタブドームを会場に、ジュニアたちが全力を尽くした結果、初日から新記録が生まれた。

予選では、10歳以下区分男子50m背泳ぎでは濱口敬(コナミ東加古川)が、この区分ではじめて30秒を切る、29秒85の大会新記録を樹立。決勝では更新できなかったが、それでも30秒27で従来の大会記録は上回る記録で、2位以下に2秒もの差をつけて優勝を果たした。

11〜12歳区分の男子100m自由形は、予選6組目に池田星那(JSSはびきの)が54秒36の大会記録を更新すると、最終組の松山育(サンケイST)がそれをさらに更新し、54秒02をマーク。
決勝もこのふたりの戦いとみられたが、前半からずば抜けたスピード能力を見せつける松山が25秒47で折り返し、そのままリードを守って53秒台に突入。53秒68にまで記録を伸ばして優勝した。池田も予選の記録は上回り、54秒22で2位となった。

10歳以下区分の女子200m個人メドレーは、マリン西新井の割方唯寧が2分25秒22で、従来の大会記録を1秒以上縮める好タイムをマークして優勝を果たす。
続く11〜12歳区分の女子200m個人メドレーでも大会新記録が誕生。阪井葵心(初芝SS)が2分18秒33で酒井夏海が持つ大会記録を更新した。

初日は大会記録が合計6樹立された。

[飛込]1日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/diving/index.html
LIVE配信:https://www.youtube.com/channel/UCigd6cst8giGBlUyWqkz5XQ

飛込は大阪・丸善インテック大阪プールで行われる。初日は9〜11歳区分男子1m飛板飛込、12〜13歳区分女子高飛込、14〜15歳区分男子3m飛板飛込、16〜18歳区分女子高飛込の4種目が行われた。

9〜11歳区分男子1m飛板飛込は、茶木琉聖(大分DC)が美しい演技を披露。1ラウンド目から少しずつ2位以下の選手たちを引き離し、260.05で優勝を果たした。
12〜13歳区分女子高飛込では鈴木静玖(セントラルDT)が、茶木に続いて1ラウンド目からトップを譲らず優勝。6ラウンド目の203B(5m)で少し点数を落とすも、2位以下に30ポイント以上の差をつける289.80を獲得した。

14〜15歳区分男子3m飛板飛込、16〜18歳区分女子高飛込には日本代表のふたりが登場。14〜15歳区分男子3m飛板飛込は玉井陸斗(JSS宝塚)が8ラウンド目の407Cで44.20のミスダイブになってしまうが、それ以外の自由選択飛の種目はすべて70ポイント以上。合計532.85で優勝を果たした。
右肩の手術から順調に回復し、先のインターハイも2冠した金戸凜(セントラルDT)は、16〜18歳区分女子高飛込に出場。こちらは最後の5237Dでラウンドランキング2位になるも、ほかは安定した演技を見せ、2ラウンド目の207Cでは84.15を獲得。合計は345.35で優勝を飾った。

[水球]1日目
リザルト:https://swim.or.jp/tournament/15976/

京都・京都アクアリーナで開幕した水球競技。初日はA区分(12歳以下男女)で1次予選が6試合、B区分(15歳以下男子)の1次予選は8試合、そしてE区分(18歳以下女子)では予選の7試合が行われた。
大会2日目にはC区分(15歳以下女子)を合わせて、合計44試合が行われる予定。

[アーティスティックスイミング]1、2日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/artistic/index.html
LIVE配信:https://www.youtube.com/playlist?list=PLjYypy3KNSFpvhwMUIyh18j9VbFdEGVuC

神奈川・横浜国際プールで、ほかの競技に先立って21日から開幕したアーティスティックスイミング競技。
初日は10〜12歳区分ソロのフリールーティンが行われ、アーティスティックスイミング広島の竹岡小夏が65.0667を獲得してトップに立つ。
2日目に行われたフィギュア競技の得点を加え、129.0385とした竹岡がこの種目で優勝を果たした。フィギュアで64.9813のトップの得点を獲得した京都踏水会の石見菊乃は、フリールーティンでは63.8667の5番手だったが、合計128.8480で2位となった。3位は127.8559で榊眞理(ジョイフルアスレティッククラブ)が入った。

10〜12歳区分デュエットのフリールーティンでは、石見と森祐紀菜ペアの京都踏水会が128.2592で優勝を果たし、2位にはソロで3位だった榊が宮崎華歩とペアを組んだジョイフルアスレティッククラブが127.6587で2位に入った。ソロ優勝の竹岡と安井晴奏ペアのアーティスティックスイミング広島は、126.6859で3位となった。

10〜12歳区分チームは、デュエット優勝の石見と森を擁する京都踏水会が122.3620で優勝を飾った。2位はアテナアクアメイツで122.2263、3位は121.7023でアクラブ調布が入った。

なお、デュエットについては2人のフィギュアの得点を足して2で割った得点を、チームについてはチームの人数分のフィギュアの得点を足し、その人数分で割った得点をフリールーティンの得点に加算して計算された。