2021.10.16

競泳は竹田と日本が短水路日本記録を樹立/OWSでは女子で蝦名が初優勝 <第63回日本選手権(25m)水泳競技大会/第97回日本選手権水泳競技大会OWS競技>

©フォート・キシモト

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[第63回日本選手権(25m)水泳競技大会 競泳]1日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2021/S70702/index.htm
LIVE配信:https://www.youtube.com/channel/UClLyhI4E7BF3MmPREE9wMEg

スピード感溢れるレースが魅力の短水路で行われる、第63回日本選手権(25m)水泳競技大会。初日から新記録が続々誕生した。

短水路日本記録は2つ。
ひとつは男子1500m自由形。タイムレース決勝で行われたこの種目で、竹田涉瑚(オーエンス)が前半から積極的に攻めるレースを展開。従来の日本記録を大幅に上回るペースを刻み続ける。後半に入って少し失速するも、最後まで粘りの泳ぎで14分30秒88の短水路日本新記録を樹立して優勝を果たした。

ふたつ目は、男子100m平泳ぎ。素早いターンを武器に、折り返しごとに周囲との差を広げていった日本雄也(アクアティック/近大クラブ)が、55秒77の短水路日本新記録で初優勝を飾った。

女子200mバタフライでは林希菜(イトマン/同志社大学)が、従来の日本記録に0秒59と迫る2分03秒55の短水路日本学生新記録で優勝。女子50mでは、2位ながら山本茉由佳(ルネサンス/日本大学)が25秒55で短水路日本学生新記録を樹立した。

女子400m個人メドレーでは、中学生が大活躍を見せる。スタートから飛び出したのは全国中学を制した中嶋碧(ナントSC)。後半にスルスルと順位を上げてきたのは成田実生(金町SC)。平泳ぎで逆転すると、最後の自由形でも逃げ切って4分30秒83の短水路日本中学新記録を樹立して初優勝を果たした。

そのほか、瀬戸大也(TEAM DAIYA)は男子100mと400mの個人メドレーを制して2冠。高橋美紀(林テレンプ)は女子50m背泳ぎと自由形を制した。渡部香生子((株)USM)は女子100m個人メドレーと100m平泳ぎを、難波実夢(MGニッシン/近畿大学)は女子200mと800mの自由形を制して2冠を達成した。

[第97回日本選手権水泳競技大会OWS競技/OWS]
第97回日本選手権水泳競技 OWS競技は、高知県須崎市で開催された。
初の高知県須崎市での開催であったが、周りを山に囲まれており海も荒れにくく、常設のポンツーンのある会場で、OWS大会に適した環境で行われた。

男子は序盤、10人程度の先頭集団を作りレースが展開。最終周回で東京五輪代表の南出大伸(木下グループ)がスパートをかけると、それに誰もついていくことができない。最後まで他の追随を許さない強さを見せて優勝を果たした。2位と3位は写真判定となる混戦。結果、僅差で野中大暉(木下グループ)が2位、和田大梧(日本体育大学)が3位となった。

女子は蝦名愛梨(日本体育大学)がレース序盤から抜け出し、1周目で2位と15秒もの差をつける。結果的に、蝦名がそのまま他を寄せ付けずに初優勝を飾る。2位は5周目から2番手につけていた藤優実(三重スポーツ協会)が、3位には最終周回で一気にペースアップをした笠原瑠南(中京大学)が入った。

最終日には男女ともに5kmが行われる。この日の10kmと同様に、来年福岡で開催されるFINA世界選手権の出場権を懸けたポイント対象レースとなっていることから、熱いレースになると予想される。