2022.09.15

三上がハイレベルな演技で3m飛板飛込を制し、男子高飛込では西田が1位を獲得[飛込](第77回国民体育大会)

成年女子3m飛板飛込表彰

成年男子高飛込表彰

成年女子3m飛板飛込/榎本遼香(栃木県)

成年女子3m飛板飛込/近藤花菜(群馬県)

成年女子3m飛板飛込/三上紗也可(鳥取県)

成年女子3m飛板飛込/三上紗也可(鳥取県)

成年女子3m飛板飛込/1位 三上紗也可(鳥取県)

成年男子高飛込/金戸快(東京都)

成年男子高飛込/西田玲雄(大阪府)

成年男子高飛込/西田玲雄(大阪府)

成年男子高飛込/須山晴貴(栃木県)

成年男子高飛込/1位 西田玲雄(大阪府)

エキシビション・コミックダイブ後、参加した選手たち

[飛込]3日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/diving/2022/07/jp/index.html

13日からスタートした、第77回国民体育大会水泳競技の飛込競技も最終日を迎えた。この日は、成年女子3m飛板飛込と成年男子高飛込の2種目が行われた。

成年女子3m飛板飛込は、三上紗也可(鳥取県)、金戸凜(東京都)、地元栃木県の榎本遼香といったFINA世界選手権代表選手たちが揃って出場。なかでも三上の完成度は高く、1ラウンド目の405Bで70ポイントオーバーの得点をマークすると、3ラウンド目の305Bこそ69.00だったが、ほかはすべて70ポイント後半を連発し、合計377.85で1位となった。
2位には、後半3ラウンドを過ぎてから追い上げた榎本が320.00で入り、大きなミスなく飛びきった近藤花菜(群馬県)が302.40で3位となった。金戸は途中2位につけるも、4ラウンド目の305Bでバランスを崩して大きく乱れたことが響き4位となった。

成年男子高飛込は、日本学生選手権優勝の金戸快(東京都)、東京五輪代表の西田玲雄(大阪府)を中心に、序盤は何度もトップが入れ替わる展開となる。
金戸が1ラウンド目の626Cで84.15でトップに立つと、2ラウンド目にはベテラン村上和基(三重県)が1位に。3ラウンド目には、207Bでラウンドトップの得点をマークした西田が首位に躍り出た。
4ラウンド目からは、途中で小さなミスはあるものの、安定した演技を続ける西田。最後は得意の6245Dで80ポイントオーバーの演技を見せ、446.40で1位となった。金戸は一時は西田に2ポイント差まで詰め寄るも届かず、439.70で2位という結果に。3位には後半に追い上げた須山晴貴(栃木県)が405.70で入った。

久しぶりの観客が入っての大会に、最後はファンサービスでエキシビション、そしてコミックダイブを参加できる選手たち全員で披露。世界選手権代表選手も関係なく、飛込の面白さと驚き、すごさを余すところなく披露。会場に来た観客も、選手たちのパフォーマンスに大きな拍手を贈っていた。