2013.09.23

第89回日本選手権水泳競技大会 飛込競技第3日目

一瞬の美を追求する飛込競技の第89回日本選手権水泳競技大会も最終日。最初の決勝は、女子1m飛板飛込。昨年覇者の馬淵優香選手(JSS宝塚)がケガで万全の体調ではなかったとはいえ、馬淵選手の追撃を0.20点の僅差で逃げ切ったのは、インターハイで高飛込、3m飛板飛込を制し、今大会でも3m飛板飛込で3位に入った榎本遼香選手(作新学院高校)。「1mでも優勝できたことはうれしい」と笑顔で初優勝を飾りました。
男子高飛込の決勝では、ユニバーシアード代表の萩田拓馬選手(静岡ビル保善)が得意の407C決めて、前半リードしていた岡本優選手(JSS宝塚)を6.40差まで追い上げますが、次の5本目(207B)でまさかの30点台となり失速。対する岡本選手は5本目(207B)を落ち着いて決めます。しかし6本目(307C)は入水が乱れて「最後はきれいに決めたかった。きれいな演技を1本でも皆さんに見せたかったんですが、まだまだですね」と試合運びに納得がいかないものの、406.10点で高飛込をはじめて制しました。
3日間、素晴らしい演技を見せてくれた選手たちへのご声援、ありがとうございました。一瞬の勝負に情熱を注ぐ選手たちの戦いは、10月の東アジア大会を経て、翌年2月の平成25年度飛込国際大会派遣選手選考会へと繋がります。引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。