2014.06.21

【競泳】ジャパンオープン2014(50m) 3日目

今日で3日目を迎えた、東京辰巳国際水泳場で行われているジャパンオープン2014(50m)。

「昨日の高橋美帆選手(日本体育大学)の日本記録に刺激を受けました」という内田美希選手(東洋大学)は、女子100m自由形で54秒28と派遣標準記録まで0秒27届きませんでしたが、ただひとり54秒台で優勝しました。
「前半ももう少し早く入りたかったし、後半も27秒8くらいで泳ぎたかった。でも目標の53秒台が目の前にまできたので、夏に向けて自信しかない、と言えるくらい練習を積みたいと思います」

女子200mバタフライでは、星奈津美選手が順当に優勝。タイムは2分06秒34と「5秒台を出すことが目標だったので」と納得のいかない表情。ですが、5秒台で泳いだ日本選手権に続き、5、6秒台というレベルの高いタイムで安定してきていること、前半の100mのタイムも安定して1分00秒台で入ることができていることについては、「まずまずです」と話しました。
「日本選手権では、腕だけがパンパンに張って疲れた、という感じでしたが、今回は全身がまんべんなく疲れた感じがありましたので、4月のときよりは体をうまく使えているのかな、と思います。スタミナを強化して、世界のトップと戦いたい」

会場から最も暖かい拍手が送られたのは、女子50m背泳ぎで優勝した稲田法子選手(セントラルスポーツ)。1992年、バルセロナ五輪に出場したときは14歳だった少女が時を経て、久しぶりに日本の大会で優勝を飾りました。
28秒56というタイムについては、「派遣標準記録を狙っていたので、タイムはいまいちですね」と悔しさを隠しません。「予選から体の動きは良かったので、もう少しタイムも出るかなと思っていましたが、予選後に少し疲れがあって、その疲れが残っていたかもしれません」
今年で36歳を迎える大ベテランとなった稲田選手は、「また来年、世界水泳選手権の代表に入れるように頑張ります」と代表入りに意欲を見せました。

最終日の明日は、女子200m背泳ぎで派遣標準記録を突破する選手が出るのか、男子200m平泳ぎの残りの枠を獲得できる選手が現れるのかに注目です。また、今日は聞かれなかった日本新記録コールを聞くことができるかにも期待しましょう。

リオデジャネイロ五輪への中間年となる今年は、ステップアップとして非常に重要な1年になることでしょう。2年後のリオデジャネイロ五輪、そして6年後の東京五輪に向けて羽ばたく選手たちに、熱いご声援をよろしくお願いいたします。

その他結果はこちらから
http://swim.seiko.co.jp/2014/S70704/index.htm

トビウオジャパンジャーナル
http://tobiuojapan.org