2014.09.21

【水球・シンクロ】第17回アジア大会 水泳競技1日目 ※水球写真追加

19日にオープニングセレモニーを迎え、開幕した第17回アジア大会。水泳競技の最初に行われたのは、シンクロナイズドスイミング。乾友紀子選手と三井梨紗子選手によるデュエットのテクニカルルーティン(TR)とフリールーティン(FR)。

午前中に行われたTRでは、最大のライバルである中国と遜色ない演技を見せますが、89.6721の2位。「90点台を目標にしていましたが、日本もようやく大型の2人が揃ったデュエット。よくやったと思います」。ルール改正により、審判がはじめて点数をつけるエレメンツもあるなかで、金子正子チームリーダーもTRには納得の演技でした。

午後、FRは中国が6番手に登場。前評判通りの安定した演技でFRも90点越え。94.0000で、91.1851のTRと合わせてトータル185.1851を獲得し、日本にプレッシャーをかけます。
日本は、最後から2番目の8番手。最初のリフトをきれいに決めて良いスタートを切ります。速いジャズをテーマにした演技で、テンポの速い足技や指先の動きにもキレが見えます。途中、スローテンポから再度速いテンポに戻って、ラスト30秒あたりで少し疲れが見えましたが、最後まで泳ぎ切りました。
結果、FRは91.8667。TRと合わせて181.5388となり、銀メダルを獲得しました。

「今年の1月からはじめてデュエットを組んで、お互いのことが分かってきたし、自分たちが成長しているという実感はあります」(乾選手)
「最高の演技をしないと、次につながらない。ひと大会ごと、最高の演技をして次につなげたいと思います」(三井選手)

TR、FRを終えて、金子チームリーダーはこう振り返りました。「しっかり次につながる演技をしたと思います。音の取り方も難しい曲なので、まだまだ挑戦ですね。選手たちに教えること、私たちが臨むこと、試合前の練習、試合中の過ごし方など、伝えたいことはまだまだたくさんあります。そのひとつ一つを積み上げていかないといけないと考えています」。

水球女子は、強豪中国との一戦。
第1ピリオドは4対4の同点で終えますが、第2ピリオドにこぼれ球から得点されて3点を奪われ、前半を5対7で折り返しました。後半第3ピリオド、日本の踏ん張りどころでしたが3対4、点差を広げられて最終ピリオドへ。志賀美沙選手が第4ピリオドにも得点しますが、追いかけきれずに試合終了。10対15で中国に敗れました。

女子は21日に、香港と対戦します。

韓国の地でメダル争いを繰り広げる選手たちに、明日も大きなご声援をよろしくお願いいたします。

大会公式ホームページはこちら
http://www.incheon2014ag.org/index