2014.12.03

【競泳】第12回ドーハ世界短水路選手権 1日目

12月3日、現地時間の午後5時からはオープニングセレモニーが盛大に行われ、旗手として金藤理絵選手が登場。カタールの歴史をなぞるようなセレモニーが終わり、カタール・ドーハでの第12回世界短水路選手権が開幕を迎えました。

初日の決勝種目は、男子200m自由形、女子200mバタフライ、女子400m個人メドレーと、男子の4×100mリレー、女子の4×200mリレーの5種目。そのほか、女子50m平泳ぎ、男子100m背泳ぎ、男子100m平泳ぎ、女子100m背泳ぎ、男子100mバタフライの準決勝が行われました。

予選からリレーで2つの短水路日本新記録、渡部香生子選手の50m平泳ぎで30秒91の短水路高校新記録が誕生し、さい先の良いスタートを切ったトビウオジャパン。

決勝種目で短水路日本記録が誕生したのは、女子400m個人メドレーでした。トップ争いは、カティンカ・ホッスー選手(ハンガリー)との大接戦の末、ミレイア・ベルモンテ・ガルシア選手(スペイン)が4分19秒86の短水路世界新記録を樹立。高速レースに引っ張られるようにして高橋美帆選手が積極的なレースを展開し、4分27秒61の日本新記録を樹立して5位入賞を果たします。また、清水咲子選手は4分32秒92で8位となりました。
「身体のサビがとれたような、軽い感じで気持ち良く泳げました。夏の国際大会に弱いと言われているので、来年は必ず夏に結果を残したいと思います」(高橋選手)

予選で従来の記録を0.04秒更新し、3分09秒11の短水路日本新記録を樹立した男子4×100mリレー。決勝では中村克選手(47秒05)、塩浦慎理選手(46秒39)、坂田怜央選手(47秒12)、萩野公介選手(47秒23)の4人で挑み、3分07秒79で短水路日本記録をさらに更新しました。

女子4×200mリレーは、予選で7分45秒97を出して短水路日本記録を更新。決勝は予選と同じメンバーでしたが、第1泳者に内田美希選手(1分54秒60)、第2泳者は五十嵐千尋選手(1分54秒15)、第3泳者に青木智美選手(1分56秒68)、アンカーは松本弥生選手(1分57秒22)と順番を入れ替え、7分42秒65で再度短水路日本新記録を樹立しました。

女子200mバタフライの決勝では、中野未夢選手が前半を1分00秒06で積極的に攻めますが、後半に失速して2分06秒45の8位となりました。

女子50m平泳ぎの準決勝に進んだ鈴木聡美選手は、30秒55で12位となり決勝進出はなりませんでした。同種目の予選では、渡部香生子選手が30秒91の短水路高校新記録を樹立。

男子100m背泳ぎ準決勝では、入江陵介選手が50秒16の3位で決勝進出、白井裕樹選手は50秒85で12位、惜しくも準決勝敗退となります。

小関也朱篤選手が短水路日本記録保持者として臨む100m平泳ぎ準決勝では、57秒06の3位で決勝に進みました。続く女子100m背泳ぎ準決勝では赤瀬紗也香選手が決勝進出に挑みますが、57秒52で11位という結果でした。

男子100mバタフライ準決勝に出場した萩野公介選手。予選で日本記録にあと0.09秒まで迫る49秒83を出し、準決勝での日本記録更新に期待がかかりましたが、50秒07で更新はなりませんでした。結果、5位で決勝進出を果たします。

そのほかの結果は、以下の通りです。
・男子200m自由形
坂田怜央選手 1分45秒14 予選26位
小堀勇氣選手 1分45秒08 予選25位
・女子200mバタフライ
清水咲子選手 2分08秒34 予選16位
・男子100m平泳ぎ
押切雄大選手 58秒92 予選21位
・女子100m背泳ぎ
酒井志穂選手 58秒46 予選18位
・男子100mバタフライ
藤井拓郎選手 51秒19 予選18位

2日目には、絶好調の萩野選手が100mバタフライの決勝と400m個人メドレーに挑みます。そのほか男子100m背泳ぎ決勝など、ミックスリレーも含めた10種目の決勝と、4種目の準決勝が行われます。

ドーハで高いスピードを持つ海外選手たちに挑むトビウオジャパンに、引き続きご声援をお願いいたします。

結果詳細はこちら
http://www.omegatiming.com/Competition?id=00010E010DFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=AQ&year=2014

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