2015.08.09

【競泳】第16回世界水泳選手権 17日目

17日間にも及ぶ競技日程も最後の日を迎えました。
ロシア・カザンで行われている第16回世界水泳選手権。星奈津美選手、渡部香生子選手が『センターポールに日の丸を』掲げて勢いに乗る日本チームは、予選が4種目、そして決勝が8種目が行われる最終日に挑みます。

予選後「とにかく初心に返って、プールから上がれなくなるまで頑張りたい」と話していた、瀬戸大也選手。200mバタフライ6位、200m個人メドレーは準決勝敗退という悪い流れのなか、最後の400m個人メドレー決勝に挑みます。
言葉通り、スタートしてからバタフライで先行すると、背泳ぎでトップを譲ったものの平泳ぎで一気に逆転。最後の自由形では2位に身体一つの差をつけたままフィニッシュ。不調だったと話していたのが嘘のような泳ぎで、4分08秒50の自己ベストを達成して見事優勝を果たしました。
「こうして調子が悪い状態のなか、メダルをもぎ獲りにいって、そのとおりに勝ち取ったというのは貴重な経験で、自分の今後につながるレースができたと思います。最後は、もう自分を信じただけでした。これだけもがいた大会ははじめてでした」(瀬戸選手)
瀬戸選手は、これで前回のバルセロナ大会から2連覇を果たし、世界短水路選手権も連覇をしており、まさに世界の大也となって、今大会のレースを終えました。

女子400mには、予選で自己ベストにあと0秒04まで迫った清水咲子選手が決勝に出場。前半から積極的にいって、日本新記録を、と目指しましたが、途中の背泳ぎで予選よりラップを落としてしまいます。そのまま後半は予選と変わらないラップタイムで泳ぎ、6位でフィニッシュ。記録は4分37秒19でした。
「たくさんの方々に応援メッセージをいただいて、私はひとりじゃないって泳ぐ前に思わせてくださった皆さまのおかげでここまでこれましたし、来年の五輪に向けたひとつの経験として次につなげていきたいと思います」(清水選手)

男子4×100mメドレーリレー決勝。4位で勝ち進んだ日本チームは、さらに上を目指して入江陵介選手がスタート。気合いの入った泳ぎで53秒05の3位で第2泳者の小関也朱篤選手にバトンを渡します。小関選手も前半から積極的に攻めて、59秒31で泳ぎ切って第3泳者の藤井拓郎選手へ。藤井選手も51秒15というタイムで最後の塩浦慎理選手に引き継ぐと、塩浦選手は他国にひけをとらない泳ぎを見せます。最後は47秒59というタイムでフィニッシュした日本チーム。トータルは3分31秒10の6位という結果でした。
「自分としては、タイムは予選から上げられたのは良かったです。6位という順位には当然納得できるものではないですが、みんなで目標に掲げていた31秒台の前半、というタイムはクリアできたことは評価できると思います。またさらに上を目指して、みんなで取り組んでいきたいと思います」(藤井選手)

この大会最後の種目となった女子4×100mメドレーリレー。赤瀬紗也香選手、渡部香生子選手、星奈津美選手、内田美希選手という、金メダリスト2人を擁する布陣で臨みます。ところが、フィニッシュしたあとに審議のマークが日本チームに点灯。結果、残念ながら引き継ぎ違反での失格となってしまいました。

これで全競技を終えた、第16回世界水泳選手権。シンクロナイズドスイミングで復権に始まり、飛込競技での五輪代表枠獲得となる寺内健選手の3m飛板飛込決勝進出、OWSでは惜しくも平井康翔選手が11位となって代表枠獲得を逃しましたが、このレベルの高い大会で戦えることを証明しました。水球は男女ともに予選リーグ敗退という結果ではありましたが、男子はロシアに勝利し、女子も1勝をもぎ取りました。
そして、競泳は前半戦、メダルが期待されていた選手がなかなか結果を残せないなか、競泳競技5日目に星選手が200mバタフライで金メダル、翌日には渡部選手が200m平泳ぎで金メダルを獲得し、最終日の瀬戸選手が3つ目となる金メダルを獲得。渡部選手が200m個人メドレーで得た銀メダルを含めると、競泳は全部で4つのメダルを獲得。シンクロで獲得した4つのメダルを合わせると、日本チームは今大会、合計8つのメダルを獲得して、すべてを終了しました。

日本から皆さまの応援、ありがとうございました。

翌年のリオデジャネイロ五輪への代表内定を勝ち取った選手もいれば、また再度4月の選考会に向けてトレーニングに励む選手もいます。まだまだ戦いは始まったばかり。これからも切磋琢磨し合い、自己を伸ばし続けて世界に挑む選手たちに、あたたかいご声援をよろしくお願いいたします。

リザルトはこちら
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大会公式HPはこちら
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