2015.10.29

【競泳】FINA/airweave ワールドカップ2015東京大会2日目

東京辰巳国際水泳場で行われている、FINA/airweave ワールドカップ2015東京大会も最終日の2日目を迎えました。

トレーニング期にも関わらず好記録が飛び出した1日目に続き、2日目も若手選手たちが東京辰巳国際水泳場で躍動します。

この日最初の決勝種目、女子100m自由形に出場した池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)。1日目に100mバタフライで日本記録を樹立して、この種目でも記録更新に期待がかかりました。
前半の50mは、第一人者の内田美希選手(東洋大学)が26秒35のトップでターン。池江選手は26秒50の2番手でしたが、ラスト25mから内田選手を追い上げて最後は逆転。54秒14の日本中学新記録で優勝を果たしました。

「直前に行ったグアム合宿の成果が出たと感じていますし、高い目標を持ってレースに挑めたことが良い結果につながったのだと思います。まだまだこれから合宿はありますので、しっかり練習して、力をつけられるように頑張りたいと思います」(池江選手)

池江選手は、このあと行われた女子50mバタフライにも出場し、26秒17で優勝。こちらは世界ジュニア新記録、日本中学新記録となりましたが、池江選手は「日本記録を出したかった」と少し悔しそうな表情を浮かべました。それでも池江選手は、前日の100mバタフライと合わせて大会3冠を達成する活躍を見せてくれました。

男子200m自由形では、予選から良い泳ぎを見せていた小堀勇氣選手(東京SC)が先行し、前半を52秒36で折り返します。後半に入ると、周りを徐々に引き離すレース展開で、最後まで危なげない泳ぎで1分47秒59でフィニッシュして優勝しました。
その約10分後には、100mバタフライ決勝も泳いだ小堀選手。こちらは53秒22の6位という結果でしたが「気分的にはリラックスして泳げました」と笑顔。

「200mの予選はかなり重たかったんですが、決勝は集中して1本泳ごう、と気持ちを切り替えて泳ぎました。こんなタイムが出るとは思っていませんでしたが、良いレースのなかにも反省点があると思うので、しっかりと次につなげていきたいと思います」(小堀選手)

2日間で男女合わせて64種目が行われたワールドカップ東京大会。FINAポイントで評価される今大会のMVPは、男女ともにカザン世界水泳選手権の100m、200m背泳ぎを制し、この大会も同2種目を制したミッチェル・ラーキン選手と、50mと合わせて3冠を果たしたエミリー・シーボーム選手(ともにオーストラリア)が獲得しました。

今年から長水路での開催となり、短水路で行われていた昨年までよりもさらにハードな大会となったワールドカップ東京大会も終了しました。選手たちへのご声援、ありがとうございました。

日本代表としてワールドカップ中東シリーズに参加する選手たちは、これからドーハ大会、ドバイ大会と連戦に挑みます。

これからも世界を相手に戦い続けるトビウオたちに、引き続きご声援をお願いいたします。

※写真1:今大会でMVPを獲得したオーストラリアのラーキン選手とシーボーム選手
※写真2:大会を通して3冠の池江選手
※写真3:200m自由形を好記録で制した小堀選手

結果詳細はこちら
http://www.omegatiming.com/Competition?id=00010F0206FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=AQ&year=2015

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