2015.12.18

【水球】リオデジャネイロ五輪アジア大陸予選 2日目結果

カザフに快勝、リオ五輪に「王手」 女子は中国に連敗

 水球のリオデジャネイロ・オリンピックアジア予選を兼ねたアジア選手権第2日が17日、中国・佛山で行われ、男子はカザフスタンとの接戦を9-8で制して、リーグ戦2勝目をマーク。1984年のロサンゼルス大会以来32年ぶりとなるオリンピック出場に大きく近づきました。中国を含めた3強の争いで、カザフスタン-中国は19日に、日本は20日の最終日に中国と対戦します。
 前日に続いて中国との対戦となった女子は、果敢なカウンターアタックで挑むも、大型選手ぞろいの中国の個人技に苦戦。6-9で連敗。この結果、女子のリオ五輪出場権獲得はなりませんでした。

 カザフスタンに先制を許した日本。しかし、相手の退水時に確実に3点連取した後、カウンターで飛び出した足立がピリオド終了2秒前に得点して4-1とリード。第2ピリオド以降も思い切ったディフェンスからチャンスをつかんで常に優位に立って試合をリードします。
 第3ピリオド終了時点で1点差に追い上げられるものの、最終ピリオドもカザフスタンの猛攻をしのぎ、リオにつながる貴重な1勝を手にしました。
 大会3日目に日本の試合はなく、最終日にリオ五輪の切符をかけて中国との大一番となります。
大本洋嗣監督「ディフェンスがほぼパーフェクトにできた。最終ピリオドも、点差を意識せず、1ピリオド目だと思っていくように指示しました。しかし今回はカザフに勝つことが目標ではありません。最終日の中国は強力なチームですが、絶対に勝ちます」
志水祐介主将「全員が集中していた。でも、もう1試合あります。中国に勝つことを目指して、もう一度みんなでやります」

 後がない女子は、積極的な泳ぎからのカウンターで攻め、世界5位の中国と互角の試合を展開。第4ピリオド中盤には6-8と2点差まで詰め寄ったものの、相手退水時のシュートを決めきれず惜敗しました。
加藤英雄監督「ディフェンスはうまく機能して中国に十分なシュート体制を作らせなかったが、オフェンス時のパスミス、シュートミスが痛かった。やはり相手は世界5位です」
曲山紫乃主将「昨日の反省点を修正し、今日は最初からよく泳いでいたし、積極的に攻められ。しかし、ここという時のシュートが決められなかったのが悔しいし、心残りです」

※写真1:男子勝利の瞬間
※写真2:男子試合前、選手を激励する青木剛会長と泉正文副会長
※写真3:女子閉会式にて

競技結果PDF(女子)
https://swim.or.jp/upfiles/1450450526-2015RIO.pdf