【競泳】リオデジャネイロ五輪メダリストが帰国記者会見を行いました
4年に一度の祭典である、ブラジル・リオデジャネイロで行われている第31回オリンピック競技大会。まだすべての競技を終えたわけではありませんが、本日ひと足先に競泳日本代表選手たちが帰国しました。
そのまま、今大会のメダリストとなった萩野公介選手、金藤理絵選手、瀬戸大也選手、坂井聖人選手、星奈津美選手、江原騎士選手、小堀勇氣選手、松田丈志選手の8人の選手たちは、ナショナルトレーニングセンターで記者会見を行いました。
日本のちょうど裏側になるブラジルから帰国してすぐの会見で、選手たちは少し疲れた様子でしたが、口々に「帰国したときに、日本の方々がたくさん応援してくださっていたことを実感しました」と感謝の言葉を述べました。
「たくさんの方に応援してくれてメダルを持って帰ることができました。自分としては満足している部分と、力が足りないと感じる部分を実感しました。まだこれからインカレや国体、また来年、再来年と、東京五輪までキャリアは続いていくので、リオデジャネイロ五輪で学んだことを生かして頑張っていきます」(萩野選手)
「金メダルを獲れたことは、素直にうれしいんですが、自己ベストから遠いタイムだったことが、少し心残りではありました。ですが、あのとき、自分が出せる全力は出し切ったと思います。初日の萩野選手、瀬戸選手のメダルであったり、選手たちみんなが良い波を作ってくれましたし、その波に乗ること、キャプテンとしてその波を壊してはいけないという思いで泳ぎ切りました」(金藤選手)
「今回ははじめての五輪でしたが、金メダルを狙いにいったので、それが達成できなかったこと、また200mバタフライも思うような泳ぎができなくて悔しかったです。この悔しい思いを忘れず、東京五輪では、今回の五輪より良い色のメダルを獲れるように、これからの4年間を頑張ろうと思えた試合でもありました。たくさんの応援ありがとうございました」(瀬戸選手)
「僕は200mバタフライ1本だったので、予選、準決勝、決勝と一本一本集中して頑張りました。結果は2番で良い結果でしたが、優勝狙っていたので悔しい気持ちが今はあります。東京五輪は優勝を狙っていきたいと思います」(坂井選手)
「今回も前回に続いてメダルを獲得できたことに、まずホッとしています。前回の銅メダルと色は同じだったんですけど、4年前のロンドン五輪でメダルを獲ったこと、そして昨年の世界水泳選手権で金メダル獲ったということで、自分が思っていた以上に背負っていたものがあったと思いました。そういう意味でも、4年前よりも今回のほうが重みのあるメダルでした。しっかり出し切ったレースで、結果を素直に受け入れられたので、いちばん良い五輪になりました。ありがとうございました」(星選手)
「初日に個人の400m自由形に出させていただいたんですが、そのときはふがいない結果でしたが、4日目の4×200mリレーではメダルを取るために自分の役割を果たそうと準備しました。予選を泳いだときは感覚も良く、決勝でも良い結果が出て良かったです。今後もまた、日本の自由形の強さを世界で出せるように、もっと良い色のメダルを取れるように頑張っていきます」(江原選手)
「今回のリレーに関してはメダルを獲るのが目標であって、小さいころからの夢でもあったので、獲れた当日はもちろんうれしかったです。ほかのメンバーの3人には感謝していますし、メダルを取れるまでにたくさんの応援やサポートがあったので感謝の気持ちでいっぱいです」(小堀選手)
「私自身は最後の五輪だと思っていましたし、4×200mリレーでメダル獲得を目指して4人で頑張ってきました。練習はずっと3人で一緒にやってきたので、メダルが獲れてうれしく思っています。自分のキャリアの中で、ずっと金メダルがほしいと思って頑張ってきました。でも金までは届かなかったんですが、萩野選手、金藤選手が金メダルを獲ってくれて、それをスタンドで見させてもらって感動しましたし、うれしかったです」(松田選手)
メダリストたちだけではなく、リオデジャネイロ五輪に出場した競泳日本代表選手たちに熱い声援を送ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
まだこれから夏の国内大会が続きます。それだけではなく、ワールドカップの遠征に出発する選手もいます。
これからも世界と戦うために、日々努力を積み重ねる選手たちへのご声援をよろしくお願いします。
写真/フォート・キシモト
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