2016.09.02

【競泳・水球】第92回日本学生選手権水泳競技大会 1日目

全国の大学生がしのぎを削る、日本国内で最も盛り上がると言われている第92回日本学生選手権水泳競技大会が開幕しました。

この日に行われた競技は、競泳と水球。
東京辰巳国際水泳場で行われている競泳は、学校対抗戦であるために、初日から白熱したレースが続きます。

やはり注目を集めたのは、リオデジャネイロ五輪代表選手たち。男子200mバタフライに出場した坂井聖人選手(早稲田)は、前半から積極的に攻めるレースを展開。54秒16で100mを折り返すと、1分54秒06の大会新記録で優勝しました。

「53秒台を狙っていたんですが、後半バテてしまいました。そこは課題が残るかなと思います。今回は『プライド』が大学のスローガンなので、プライドを持って明日からのレースにも臨みます」(坂井選手)

まだ、男子100m平泳ぎの決勝は、オリンピアンである渡辺一平選手(早稲田)を中心に大接戦。50mをターンして75mを過ぎたあたりから、渡辺選手と渡邊一輝選手(法政)、小日向一輝選手(明治)の3選手が横一線に並び、フィニッシュになだれ込みます。
1分00秒42で優勝したのは、渡辺選手。2位には渡邊選手が1分00秒44で入り、3位の小日向選手は1分00秒45。わずか0秒03の間に3人が入る接戦を、オリンピアンの意地を見せた渡辺選手が制しました。

最初にも記したように、この大会は学校対抗戦。その得点争いで最も重要な種目が、リレーです。初日に行われるリレーは、男女の4×100mリレー。
女子のリレーを制したのは、今大会で総合優勝を狙う東洋大学。第1泳者の内田美希選手が54秒04で第2泳者の岩本愛結選手に引き継ぐと、第3泳者の大橋悠依選手、第4泳者の宮本靖子選手がじりじりと他を引き離していき、3分41秒92の大会新記録で優勝しました。

初日の総合順位は、以下の通りです。
・男子
1位 明治大学
2位 中京大学
3位 早稲田大学
4位 中央大学
5位 日本大学
6位 東洋大学
7位 近畿大学
8位 法政大学

・女子
1位 東洋大学
2位 日本体育大学
3位 中京大学
4位 神奈川大学
5位 筑波大学
6位 日本大学
7位 明治大学
8位 近畿大学

神奈川県・相模原市立総合水泳場で初日を迎えた水球は、男女とも1回戦の合計11試合が行われました。
特に会場をわかせたのは、この日の最終試合である、日本体育大対慶應義塾大の対戦。
リオデジャネイロ五輪代表の足立聖弥選手を有する日本体育大が、前年度覇者の力を見せつけるような試合で、次々にシュートを決めていきます。結果、21対1で日本体育大が勝利。足立選手は要所で得点を上げていき、この試合で3得点を挙げています。

明日からも緊迫した試合展開が予想されるカードが目白押し。男子も女子も準々決勝と準決勝が行われる予定です。

チームのために、自分の持てる力を最大限出し切って戦う選手たちに、明日もご声援をよろしくお願いします。

※写真1:大会新記録を樹立して200mバタフライで優勝した坂井選手
※写真2:100m平泳ぎの接戦を制してチームの歓声に答える渡辺選手
※写真3:女子4×100mリレーで優勝した東洋大学

競泳のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2016/S70401/index.htm