2016.11.30

【シンクロ】第11回FINAワールドトロフィ大会 結果

第11回FINAワールドトロフィ大会が中国江蘇省揚州市体育公園プール(揚州游泳跳水館)で11月26日に開幕。全競技を2日間で行いました。

FINAシンクロワールドトロフィ大会は、世界にシンクロの魅力を伝えること、普及振興を目的に新しいスタイルの競技会としてスタートした大会です。2006年にモスクワで第1回が開催され、今回で11回目を迎えました。

今年の出場国は日本、中国、ギリシャ、イタリア、カザフスタン、ロシア、ウクライナの7カ国。

開催種目は少し変わっており、おなじみのチームのフリールーティンとフリーコンビネーションに加え、アジア水泳選手権でも行われたハイライトルーティン、2015年のロシア・カザン世界水泳選手権から取り入れられているミックスデュエット、そしてこの大会独自のシーマティックデュエットがメインに行われ、ソロはエキシビジョンとして開催されます。

シーマティックデュエットのテーマは 「ストリートダンス」として、各国が振り付けを披露。また、すべての種目においてウォークオンの時間制限はなく、アクセサリーの使用が可能。シーマティックデュエットとフリーコンビネーションは、水中でもアクセサリーが使用できるという、競技会で行われるシンクロとは異なり、高い『芸術性』を争う大会です。

初日である26日は、ハイライトルーティン、シーマティックデュエット、チームフリールーティンの3種目が行われました。ハイライトルーティンでは、「ブラックマジック」に合わせた演技を披露し、日本は2位を獲得。続くシーマティックデュエットでは吉田萌選手・塚本真由選手ペアが出場し、こちらは惜しくも4位。恐竜をテーマにした壮大なウォークオンから始まったフリールーティンも、シーマティックデュエットと同じく表彰台を逃す4位となります。

2日目は、ミックスデュエットとソロのエキシビジョン、そしてフリーコンビネーションが行われました。ミックスデュエットには、2015年のカザン世界水泳選手権で組んだ足立夢実選手・安部篤史選手ペアが登場。緩急豊かに蛇と蛇使いを演じた新作「snake」を泳ぎきり、見事3位で銅メダルを獲得しました。フリーコンビネーションは、GHOSTをテーマにした演技で4位となりました。

ソロエキシビションには安部篤史選手が登場し、オペラ座の怪人を演じて会場を沸かせてくれました。

これからもシンクロは世界各国で大会が行われていきます。世界を舞台にして華やかな演技を繰り広げるシンクロ日本代表「マーメイドジャパン」にご声援をよろしくお願いします。

※写真1:銅メダルを獲得したミックスデュエットの足立選手・安部選手ペア
※写真2:GHOSTをテーマにしたフリーコンビネーション
※写真3:アイテムを使った表現豊かなウォークオンが見どころの本大会

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