2017.03.25

【飛込】第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 1日目

辰巳駅から東京辰巳国際水泳場までの並木道のつぼみが開き始めたと同時に、ジュニア選手たちの祭典も開幕を迎えます。

3月25日から始まった第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会のスタートは、東京辰巳国際水泳場で行われた飛込競技です。

この日は女子9〜11歳区分、男子12〜13歳区分、女子14〜15歳区分の1m飛板飛込の決勝がそれぞれ行われました。

女子9〜11歳区分の1m飛板飛込は、3本の制限選択飛を終えた時点でただひとり100点を超えていた佐々木音華選手(米子DC)が、自由選択飛でも安定した演技を披露。合計で225.45ポイントを獲得し、昨年に引き続いて優勝しました。

「1本目は入水まで決められましたし、3本目はジャンプもしっかりできて、水中の動作まで意識できました。でも最後は失敗してしまったので、もっと点数は出せたと思います」(佐々木選手)

男子12〜13歳区分1m飛板飛込では、1本目から9点台の得点をマークし、その後も高得点をマークし続ける伊熊扇李選手(トビウオJrDC)が、一度もトップを譲ることなく優勝。得点も347.25ポイントで、トータルでもただひとりの300ポイントオーバーでした。

「コーチからは楽しんでこい、と言われていて、そのとおり楽しめました。助走で失敗することが多かったんですが、今回はすごく良い演技ができたと思います」(伊熊選手)

最後の決勝種目となった女子14〜15歳区分1m飛板飛込。1本目は長谷山奈優選手(川口SC)が34.00でトップスタートを切りますが、2本目には近藤花菜選手(JOC EA)が逆転。しかし、近藤選手は7本目で踏切が前に出すぎて痛恨の0点となってしまいます。それでも6本目までに2位以下を引き離していたので、最後の8本目を決めて、237.10で優勝を果たしました。

「出だしから高さのある演技ができていました。7本目は、6本目で助走がうまくできていなかったので、それを意識しすぎて失敗してしまいました。まだヒザやつま先が曲がった演技が多いので、それを修正して夏の大会で入賞を目指していきます」(近藤選手)

わずか1秒にすべてを懸けるジュニアダイバーたちに続き、明日の26日からは水球競技が千葉県国際総合水泳場で開幕します。
明日を担うジュニア選手たちへのご声援を引き続きよろしくお願いします。

※写真1:女子9〜11歳区分の表彰式
※写真2:男子12〜13歳区分では伊熊選手が終始トップをキープして優勝
※写真3:近藤選手が逃げ切って優勝した女子14〜15歳区分

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