2017.08.25

【競泳・飛込・水球・シンクロ】第40回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会 4日目

【競泳・飛込・水球・シンクロ】第40回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会 4日目

ジュニア選手たちの夏の祭典、第40回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会も大会4日目を迎えて、終わりが近づいてきました。

東京辰巳国際水泳場で行われている競泳競技は、この日も大会新記録が続々誕生します。

この日最初の決勝レースであった13〜14歳区分女子100m自由形で、昨日も200mで大会記録を更新した池本凪沙選手(コパン宇治)が56秒50の大会新記録を樹立して優勝すると、15〜16歳区分男子100m自由形では須田悠介選手(ルネサンス港南中)が予選で出した大会記録の50秒82をさらに上回る、50秒52の大会新記録で優勝を飾ります。

CS区分女子100m自由形と同区分女子200m個人メドレーの2種目に出場した今井月選手(豊川高)は、間が30分しかないなかでも100m自由形は55秒24、200m個人メドレーでは2分12秒31の大会新記録を更新して優勝しました。

また、15〜16歳区分女子200m個人メドレーでも石原愛依選手(KSG柳川)が2分14秒08の大会新記録を樹立。さらに15〜16歳区分男子200m平泳ぎでは林太陽選手(スウィン東光/武南高校)が、従来の記録を2秒37も更新する2分11秒93の好記録で優勝を果たします。

そして、この日の最終種目となったCS区分男子4×100mリレーでは、昨日の大会3日目と同じように、イトマンが3分25秒84の大会新記録でレースを締めくくってくれました。

大会4日目には大会記録が8つ樹立され、今日までで樹立された新記録は、日本学童新記録が1、大会新記録が17の合計18。最終日も記録更新に期待しましょう。

大阪・大阪プールの飛込競技は、最終日を迎えました。この日は、12〜13歳区分男子1m飛板飛込、14〜15歳区分女子3m飛板飛込、15〜18歳区分男子高飛込の3種目が行われました。

12〜13歳区分男子1m飛板飛込は、高飛込も制した伊熊扇李選手(浜松学院中)がこの種目も331.15で制して、全国中学に続いて2冠を果たします。14〜15歳区分女子3m飛板飛込では、2本目でトップに立ち、ラスト8本目で大きなミスダイブがありましたが、最後まで逃げ切った安田舞選手(米子DC)が362.45で優勝しました。

大会の最終種目となった15〜18歳区分男子高飛込は、中秀太郎選手(小松市立)が3本目まで70点台をマークし、ラスト6本目の307Cでは80点オーバーの得点を獲得し、445.55で終始トップを守りきって優勝しました。

飛込競技はこれで全競技が終了し、最優秀選手と優秀選手、そして総合表彰が行われました。結果は以下の通りです。

●女子
最優秀選手 板橋美波選手(JSS宝塚)
優秀選手 荒井祭里選手(JSS宝塚)

●男子
最優秀選手 伊熊扇李選手(浜松学院中)
優秀選手 玉井陸斗選手(JSS宝塚)

●総合表彰
優勝:JSS宝塚 68点
準優勝:米子DC 62点
3位:小松DC 56点
4位:大分DC 44点
5位:大阪水泳学校 41点
6位:小松市立高 36点
7位:高知SC 33点
8位:JOC EA 30点

大阪・東和薬品ラクタブドームで行われている水球競技は、大会4日目の今日から各区分の決勝トーナメントがスタート。それぞれ6試合ずつ行われ、決勝で戦うチームが決定。

A区分(12歳以下男女)の決勝は、桜泳大川スイミングスクール対トリトン兵庫水球クラブの対戦、B区分(15歳以下男子)は石川イーグルスと高知倶楽部で決勝戦を戦います。
C区分(15歳以下女子)が白山市立松任中学校対京都踏水会水泳学園の、E区分(18歳以下女子)が秀明英光高等学校と藤村の決勝戦が決まりました。

北海道・平岸プールでのシンクロ競技は、飛込競技同様、今日が最終日。16〜18歳区分のフィギュア競技と、同区分のソロ、デュエット、チームのフリールーティン決勝が行われました。

16〜18歳区分ソロフリールーティンは、フィギュア競技でも高得点をマークしていた安永真白選手(井村シンクロクラブ)が、トータル161.6106で優勝。同区分デュエットのフリールーティンでは、ソロで安永選手に次いで2位だった大屋希良々選手(井村シンクロクラブ)と安永選手のデュエットがトータル159.8964を獲得して優勝しました。

本大会最終種目となった、同区分チームフリールーティン。ソロとデュエットで優勝した安永選手、そして大屋選手を要する井村シンクロクラブが、2位以下に力を見せつける9点近くの点差をつけ、154.0880で優勝を果たしました。

この日、飛込競技とシンクロ競技が終了し、明日の大会5日目に最終日を迎えるのは競泳競技と水球競技。明日も東京と大阪で熱戦を繰り広げる、次世代の日本を担う若手選手たちへのご声援をよろしくお願いします。

※写真1:出場した2種目とも大会記録を更新して優勝した今井選手
※写真2:林選手は200m平泳ぎで会場を沸かせる好記録をマークして優勝
※写真3:100m自由形では須田選手が、予選、決勝と大会記録を2度更新した

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