2018.03.15

【飛込】FINAワールドシリーズ・富士大会 1日目

飛込のFINAワールドシリーズ第2戦・富士大会が15日、静岡県富士水泳場で17ヵ国から144人が参加して開幕。第1日は男女の3mと10mのシンクロダイビング計4種目が行われ、男子3mシンクロで寺内健選手・坂井丞選手(ともにミキハウス)組が、3位となり、日本勢としてこの大会史上初のメダルを獲得しました。

6ラウンドで行われたこの種目、日本は3ラウンド目に高さが十分の同調した素晴らしい演技を見せて2位に上がると、その後も安定した演技を続け、強豪の中国、ロシアに次いで3位に食い込みました。

「失敗の演技もありましたが、中国、ロシアに大きく離されることなく3位になれたのは大きい。2年後のオリンピックに向けて弾みがつくと思います」(寺内選手)

「うれしいです。出ている選手の顔ぶれがきつい中で、良い試合ができました。個人種目と違い、この種目は演技の同調性が大事なので、とにかく合わせることをいちばんのポイントにして試合に臨みました」(坂井選手)

女子10mシンクロでは、板橋美波選手・荒井祭里選手(ともにJSS宝塚/甲子園学園高校)組がベスト得点をマークして4位に食い込みました。

「メダルを狙っていたのですが、このメンバーの中では厳しかった。でも、ベストが出せたので、これからのアジア大会とかに向けて励みになりました」(板橋選手)

「大きなミスもなく、ベストを20点ほど更新できたのは良かったと思います」(荒井選手)

女子3mシンクロには、三上紗也可(米子DC/米子南高校)・宮本葉月(高知DC/土佐女子高校)が5位、男子10mシンクロでは井戸畑和馬(大阪水泳学校/常翔学園高校)・西田玲雄(大阪水泳学校/桃山学院高校)が5位となりました。

なお、この日行われた4種目すべて中国が優勝を果たしました。北京大会に続き、強さを見せつける演技を披露しました。

世界のトップ8以内の選手たちだけで争われる今大会。ハイレベルな争いはまだまだ続きます。たった1秒にすべてをかけるダイバーたちへのご声援を引き続きよろしくお願いします。

※写真1:銅メダルを獲得した寺内選手と坂井選手
※写真2:メダルには届かなかったが、ベストスコアを叩き出した板橋選手と荒井選手
※写真3:若手の井戸畑選手と西田選手は世界を相手に思い切った演技を披露

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