2019.07.14

ASのデュエットテクニカルルーティンは悔しさの残る4位入賞 <FINA世界選手権2019 in 光州>

[AS]3日目
昨日、乾友紀子がソロのテクニカルルーティンで銅メダルを獲得した勢いをデュエット、チームの演技にもつなげたい日本が、この日に挑んだ決勝はデュエットのテクニカルルーティン。

乾と吉田萠のペアは、予選で0.14差をつけられたウクライナを逆転すべく、エレメンツの正確性に力強さとスピードを加えることを意識して決勝の臨む。その結果、予選よりもインプレッションのスコアが上がり、92.1116を獲得。しかし、ウクライナも予選よりもスコアを上げて日本の逆転を許さなかった結果、乾、吉田ペアは4位入賞となった。

「92点台の後半に近づけたいと思っていました。演技に力強さと方向性を出して泳ぐことを大事にして、決勝に挑みました」(乾)

「勢いよく元気に泳ぎなさい、と言われて、それを考えて泳ぎました。ただ、力強く泳ごうと思ったのですが、乾選手との高さの差などが見えてしまったのかもしれません」(吉田)

午前中に行われたチームテクニカルルーティンの予選は、今シーズンから新しい“煌めく羽ばたき”というテーマで挑んだ。途中、乱れもあったが「気合いを入れてよく泳いでいました」と井村雅代ヘッドコーチの言葉。92.3274の予選を4位で決勝に進むこととなった。

[水球]1日目
この日から、水球競技もスタート。初日は女子の予選リーグが8試合行われ、日本は中国と対戦した。

先制点は中国が挙げるも、日本はすぐさま反撃。有馬優美が同点ゴールを奪い、さらに有馬が追加点を挙げ、第1ピリオドを2対1のリードで終える。

その後1点ずつ加えて迎えた第3ピリオドで、中国が一気に攻勢に出る。3連続得点で一気に逆転すると、第4ピリオドもそのままの勢いで2点を追加。日本もベテラン曲山紫乃や小出未来のゴールで食い下がるもあと一歩届かず。6対8で中国に敗れた。

[OWS]
波も穏やかななか行われたOWSは、女子10kmにベテランの貴田裕美と新倉みなみの二人が挑んだ。

序盤から大きな先頭集団となって固まったままでレースが展開。貴田、新倉ともに悪い位置取りではなかったものの、なかなか前に出るきっかけをつかめない。中盤、新倉がひと桁順位にまで上がるも、後半のラストスパートでじりじりとトップから話されてしまう展開に。
最後は大接戦でフィニッシュ。貴田は1時間55分26秒7のトップからは39秒5、10位からは35秒6差の22位、新倉はトップから59秒6、10位から55秒7差の1時間55分46秒8で30位となった。

「中盤、もう少し前に行きたかったんですが、なかなか抜け出すことができませんでした。悔しいですが、また9月の日本選手権に向けて準備していきます」(貴田)

「ブイ周りがうまくいかず失速してしまいました。順位も悔しいですが、最後に集団から離されてしまったことが良くなかったと思います。とにかく次、最終選考となる大会に出られるように今日のレースを分析していきます」(新倉)

※写真1:ソロに続くメダルを目指したが惜しくも4位となった乾・吉田ペア
※写真2:貴田と新倉は集団を裁くことができずに22位、30位となる
※写真3:初戦で3ゴールを挙げた有馬

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