2019.07.15

ASミックスデュエットで悲願の銅メダル獲得 水球男子はドイツと引き分け <FINA世界選手権2019 in 光州>

[AS]4日目
2日目に行われていた、ミックスデュエットテクニカルルーティンの予選でベストスコアをマークしての3位につけていた、安部篤史、足立夢実ペア。
決勝では、その演技をさらにブラッシュアップ。プールを縦横無尽に泳ぎ、テーマとしている“セイレーン”を表現力豊かに演じます。
すべてを出し切ったような、すがすがしい表情でスコアの表示を待つ二人。そこには、88.5113の表示が。予選のスコアをさらに更新し、銅メダルを獲得。2015年のロシア・カザン大会からの3大会越しの夢を叶えたふたりは、歓喜の涙を流した。

「競泳選手だった時代には、まさか自分が出ると思っていなかった世界選手権で、こうして銅メダルを獲れたことはとても感慨深いです」(安部)

「テクニカルルーティンでメダルが獲れなかったら、フリールーティンでもメダルは獲れないと思っていました。結果としてこうして銅メダルが獲れてうれしいですし、世界選手権のメダルは素直にうれしいです」(足立)

午前中には、ソロのフリールーティンの予選が行われ、テクニカルルーティンで世界のメダリストの仲間入りを果たした乾友紀子が登場。予選から気合いの入った演技を観客に披露し、92.5667というスコアをマークして3位で予選を通過した。

[水球]2日目
水球2日目からは、男子の予選リーグがスタート。日本の初戦はドイツとの対戦だった。

先手を奪ったのは日本。開始1分20秒で志水祐介がペナルティファウルをもらうと、それを稲場悠介がしっかりと決めて先制。ドイツもすぐに得点を奪い返し、さらに第1ピリオド終了直前で追加点を挙げて3対2とした。
第2ピリオドからはマンツーマンディフェンスに切り替えて日本も攻勢に転じるも、ドイツのパワープレーに圧される形で7対5とリードを広げられてしまう。
ところが、後半に入って足立聖弥のゴールで口火を切った日本は、大川慶悟の連続得点で点数を重ねて8対8の同点に持ち込む。
勝負の第4ピリオドで、2分45秒にこぼれ球を押し込んだ志賀光明が勝ち越しゴールを奪う。ここから5分間、ドイツの猛攻に棚村克行のファインセーブなどで耐えていた日本だったが、悪夢はラスト4秒に待っていた。退水ファウルを取られた隙にドイツにゴールを奪われ、土壇場で同点に追いつかれてしまう。結果、9対9の同点で初戦を終えた。

「第2ピリオドからは日本のリズムが出てきましたし、第3、第4とピリオドが進むにつれてスピード感が出てきて日本のやりたい攻撃、ディフェンスができたかと思います。次のイタリア戦は厳しい戦いになるでしょうが、食らいついていきたい。集中力を高めて臨みます」(大本洋嗣ヘッドコーチ)

[飛込]4日目
男子の3mシンクロナイズドで7位入賞を果たした、寺内健・坂井丞組に続けと、女子3mシンクロナイズドに挑んだ宮本葉月・榎本遼香のペア。
制限選択飛の2本を終えた時点で8位につけていたが、細かいズレ、入水のミスが重なって徐々に順位を下げていってしまう。だが、最後の205Bでは「ここが勝負どころ」と榎本が宮本に声をかけ挑み、57.60ポイントを獲得。しかし、残念ながら予選通過ラインの12位には届かず、253.50の14位となった。

「演技の質は上がっていましたが、それをこの舞台で狙ったとおりに出せなかったことが今回の敗因です。お互い、もう少し水際の強さが出せたら良かったかなと思います。ただ、世界と戦える位置にいることは分かったことは、ひとつ進歩だと思います」(榎本)

「世界選手権の緊張感は、自分が想像していた以上でした。今回点数が伸びなかったのは、自分たち個人がそれぞれ決めきれなかったから。まずは個人でしっかりと演技、入水を決められるように練習していきます」(宮本)

※写真1:悲願の銅メダルを手にしたミックスデュエットの安部・足立ペア
※写真2:第4ピリオドで貴重な追加点を挙げた志賀
※写真3:榎本・宮本ペアは本来の力を出し切れず悔しい予選敗退

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