シンクロの競技方法
シンクロには、1名で泳ぐソロ、2名で泳ぐデュエット、4〜8名で泳ぐチーム、および4〜10名で泳ぐフリーコンビネーションの4つのイベント(競技種目)があります。競技プログラムには、フィギュア、フリールーティン、テクニカルルーティンの3つがあります。ソロ、デュエット、チームは、フリールーティンを含む2つ以上のプログラムを実施し、合計点で順位を決定します。現在、オリンピックと世界選手権は、フリールーティンとテクニカルルーティンの2プログラムを実施しています。オリンピックは両方の合計得点で順位を決定しますが、世界選手権はフリールーティンとテクニカルルーティンが独立しており、それぞれの得点で順位を決定します。
フィギュアは、基本姿勢と基本動作を組み合わせた連続動作のことで、競技ではデザインとコントロールの出来を競います。フリールーティンは、3〜4分の演技制限時間が設けられ、伴奏音楽を用いて自由な構成で演技を行うものです。テクニカルルーティンは、2〜2分50秒の演技制限時間が設けられ、伴奏音楽を使用し、演技中にルールで定められた7〜10個の規定要素(Required Elements)を順序通りに実施することが求められています。そして、特定の要素以外はすべて、泳者全員(デュエットの場合は2名、チームの場合は8名)が同時同方向で演技しなければならないことになっています。フリーコンビネーションは、演技制限時間が5分、人数は4〜10名で、ソロ、デュエット、トリオ、グループで構成するフリールーティンを自由に組み合わせた演技を行います。 |