井村ASCの廣田が3冠を果たす(第99回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技)
[AS]2日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/artistic/index.html
LIVE配信:https://www.youtube.com/@user-vn4mr1ri4c
東京アクアティクスセンターを舞台に新ルールが採用されて行われる国内最初の全国大会、第99回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技。
2日目にはデュエットテクニカルルーティンとミックスデュエットテクニカルルーティン、ソロフリールーティン、男子ソロフリールーティン、そしてルール改正で新たに加わったアクロバティックルーティンの5種目が行われた。
デュエットテクニカルルーティンでは、初日のソロテクニカルルーティンを制した廣田樹、2位だった川瀬由華の井村ASCのペアがアーティスティックインプレッションで80ポイントオーバーをマーク。また、エレメント得点も160.5458を獲得し、合計241.6458で優勝を飾る。
稲富愛佳、内田桜子のミキハウス東京ACSペアは、廣田・川瀬ペアに迫る得点を獲得するも、あと一歩及ばず。合計236.8917で2位となった。
女子ソロフリールーティンは、テクニカルルーティンを制した廣田がフリーでも232.4500の高いエレメント得点を獲得。ただ、川瀬も232.2500と、廣田に0.2ポイントに迫る高得点を叩き出す。順位を決定づけたのは、廣田が川瀬に2ポイントの差をつけたアーティスティックインプレッションだった。廣田は合計320.6999で優勝してソロ2冠。
川瀬は僅差の318.4500で2位となり、また3位は282.8416で京極おきな(井村ASC)が入り、テクニカルルーティンに続いてフリールーティンでも井村ASCが表彰台を独占した。
そして今年から新たに加わったアクロバティックルーティンは、7つのアクロバティック動作を入れて構成する、ダイナミックさが見どころの種目だ。
アクロバティック動作は4つに分類され、そのどれもがジャンプや回転が入ったり、水中に居ながら土台を作ってその上で演技をしたりと、観る者をワクワクさせるような演技構成が魅力だ。
そのアクロバティックルーティンで優勝したのは、井村ASC。80ポイントを超えるアーティスティックインプレッションに加え、高い難易度の技を組み込むことでエレメント得点も高得点をマーク。合計211.8083で優勝を果たした。
2位の京都踏水会と3位のミキハウス東京ACSとの差は、たったの0.6917ポイント。アーティスティックインプレッションではミキハウス東京ACSが京都踏水会を3ポイント上回ったものの、エレメント得点で4ポイントミキハウス東京ACSを上回った京都踏水会が189.7584を獲得。ミキハウス東京ACSは189.0667で3位となった。
1人の参加だったため公開競技となった男子ソロ。そのフリールーティンでは岩崎尽真(国士舘ASクラブ)が、得意の高い表現力を生かしてアーティスティックインプレッションで83.4000の高得点をマーク。合計166.8792とした。
また、浅川雄多、石川美咲ペア(アテナアクアメイツ)のミックスデュエットのテクニカルルーティンでは、エレメント得点で100ポイントを超える103.4667を獲得。アーティスティックインプレッションと合わせて173.9167をマークした。