2023.08.19

松山と安藤が大会新記録を樹立 飛込は井上と若林が最優秀選手に[第63回全国中学校水泳競技大会]

©日本水泳連盟

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スタートリスト&リザルト(競泳):http://swim.seiko.co.jp/2023/S70201/index.htm
スタートリスト&リザルト(飛込):http://swim.seiko.co.jp/diving/2023/04/jp/index.html
全国中学校水泳競技大会HP:https://swim.zenchuu.jp

[競泳]3日目
香川県・高松市で開幕した第63回全国中学校水泳競技大会もとうとう最終日を迎えた。屋外の開放的な環境のなか、選手たちは持てる力を最大限発揮してくれた。

この日も新記録が2つ誕生。
ひとつは、男子100m自由形。50mで日本中学新記録を樹立していた松山育(文の里)が、この種目でも力を存分に発揮。予選で50秒77で大会記録を更新すると、決勝では特に50mを折り返してからの伸びが素晴らしく、予選の記録をさらに上回る50秒62の大会新記録を樹立して今大会2冠を達成した。

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もうひとつは、安藤陽(杉)。200m自由形に続いて、この日は種目を変えて100mバタフライに出場。前半から積極的に攻めつつも、後半も粘りを見せて54秒87の大会タイ記録で優勝。安藤も松山と同じく2冠を果たした。

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女子400m自由形は谷本美乃(金岡南)が4分15秒68で、男子は古江良(北本東)が4分01秒21でそれぞれ優勝。

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女子100mバタフライは斉藤あこ(香和)が1分00秒28で優勝を果たす。また女子100m自由形は谷口満里奈(ATSC.YW)が56秒90で優勝。2位には50mで優勝した平良吏美華(金城)が57秒10で入った。

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女子100m背泳ぎは中野礼依(湘洋)が1分02秒13で制し、男子は平田統也(坂出伊藤SS)が57秒31で優勝した。

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大会を締めくくるのは、男女4×100mメドレーリレー。
女子は淑徳巣鴨が貫洞友里杏、酒井梨佑、割方唯寧、そして永井梨沙の4人でつなぎ、4分19秒12で優勝を果たした。

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男子はイトマン新百合ヶ丘が3分59秒64で優勝。永尾水玖音、井上亮、丸山翔大、大場志人の4人で力を合わせ、東香里の追い上げから逃げ切って勝利を手にした。

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競泳競技もこれで終了。
大会を通して新記録は7誕生(1つのタイ記録を含む)。日本中学記録が1、大会記録が6(タイ記録含む)という結果となった。

そして男子最優秀選手には50mで日本中学記録を樹立した松山が、女子最優秀選手は谷本美乃が受賞した。

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[飛込]3日目
全国中学校水泳競技大会の飛込競技も最終日。この日は男女の3m飛板飛込が行われた。

女子3m飛板飛込決勝は接戦に。予選の制限選択飛の得点が高かったのは長岡凛(前橋第一)。だが、予選では自由選択飛の2種目でのミスが響き2番手に。長岡に変わって、自由選択飛に入ってトップに立ち、予選を1位で通過したのが井上優奈(土佐女子)だった。

決勝では、まず長岡が先に105Bで54.00を獲得してトップに立つ。だが205C、405Cで大きなミスはないものの得点が今ひとつ伸びない。対する井上は、1ラウンド目の205C、2ラウンド目の305Cでそれぞれ50ポイントオーバーをマーク。最終ラウンドの405Cでも49.95で決勝の自由選択飛3ラウンド合計でトップのポイントを獲得。

予選の制限選択飛のポイントでは長岡のほうが上だったが、決勝の自由選択飛3ラウンドの結果、長岡にわずか0.75ポイント差で井上が勝利。352.80で優勝を果たして2冠を達成した。長岡は352.05の2位、3位には八木星輝(大野北)が332.20で入った。

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男子3m飛板飛込では、予選でレベルの高い演技を見せた石沢遥斗(栖吉)が高飛込に続いて優勝するかと思われたが、決勝の105Bで大きく崩れてしまう。その後も立て直せず得点を伸ばせない。

変わって、決勝になって演技にキレが出たのが予選2番手だった若林皇希(城東)である。107Bで63.55の高得点を獲得してトップに立つと、その後も安定した演技を続け、決勝のポイントを223.00として合計409.60で石沢を逆転。若林がこの種目を制した。

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石沢は378.90の2位、猿田煌大(東京SC)が365.05で3位に入った。

飛込競技もこれで全日程が終了し、最後に最優秀選手が発表された。最優秀選手に選ばれたのは以下の2選手。
・男子:若林皇希(佐賀県・佐賀市立城東)
・女子:井上優奈(高知県・土佐女子)

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