2023.10.21

松元が2冠 青木は日本記録に迫る好記録で100mを制する[第65回日本選手権(25m)水泳競技大会]

男子200m自由形/松元克央(ミツウロコ) ©フォート・キシモト

女子100m平泳ぎ/青木玲緒樹(ミズノ) ©フォート・キシモト

女子800m自由形/難波実夢(JSS/近畿大学) ©フォート・キシモト

男子1500m自由形/平井彬嗣(郵船ロジスティクス) ©フォート・キシモト

女子200m自由形/大嶋千桜(イトマン/四條畷学園高校) ©フォート・キシモト

女子800m自由形表彰 ©フォート・キシモト

男子1500m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子200m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

男子200m自由形表書式 ©フォート・キシモト

女子100m個人メドレー/渡部香生子(MEIGI) ©フォート・キシモト

男子100m個人メドレー/松本周也(ひまわりNW) ©フォート・キシモト

女子50m背泳ぎ/白井璃緒(ミズノ) ©フォート・キシモト

男子50m背泳ぎ/五味智信(ヨコハマSC/明治大学) ©フォート・キシモト

女子100m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

男子100m個人メドレー ©フォート・キシモト

女子50m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子50m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

女子50mバタフライ/相馬あい(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子50mバタフライ/川本武史(TOYOTA) ©フォート・キシモト

女子50m自由形/山本茉由佳(ルネサンス) ©フォート・キシモト

男子50m自由形/松元克央(ミツウロコ) ©フォート・キシモト

女子50mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

男子50mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

女子50m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

男子50m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子400m個人メドレー/成田実生(金町SC) ©フォート・キシモト

男子400m個人メドレー/松下知之(スウィン宇都宮/宇都宮南高校) ©フォート・キシモト

女子200m背泳ぎ/水野柚希(スウィン大教/栄東高校) ©フォート・キシモト

男子200m背泳ぎ/栁川大樹(イトマン港北/明治大学) ©フォート・キシモト

女子400m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

男子400m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

女子200m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子200m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

女子200mバタフライ/内田かりん(山梨中央銀行) ©フォート・キシモト

男子200mバタフライ/寺門弦輝(セントラルスポーツ/日本大学) ©フォート・キシモト

男子100m平泳ぎ/谷口卓(中京大学) ©フォート・キシモト

女子200mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

男子200mバタフライ表彰式 ©フォート・キシモト

女子100m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子100m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

日本選手権25m開始式 ©フォート・キシモト

リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2023/S70702/index.htm

[競泳]Day1
スピードレースが見応えの短水路で行われる日本一決定戦、第65回日本選手権(25m)水泳競技大会。

初日、最初の決勝レースは、女子800m自由形と男子1500m自由形。

女子800m自由形は、前半を4分09秒37のトップで折り返した難波実夢(JSS/近畿大学)が、そのまま他を寄せつけることなくフィニッシュ。8分22秒25で優勝を果たした。

男子1500m自由形では、中盤からスルスルと抜け出してきた平井彬嗣(郵船ロジスティクス)が、前半からレースを牽引した尾﨑健太(セントラルスポーツ)を逆転。14分46秒97で涙の優勝を飾った。

男子1500m自由形/平井彬嗣(郵船ロジスティクス) ©フォート・キシモト

女子200m自由形決勝は、スプリンターの神野ゆめ(中京大学)と大嶋千桜(イトマン/四條畷学園高校)が先行。150mで頭ひとつ抜け出した高校3年生の大嶋が、1分55秒45でこの種目初の日本一を勝ち取った。

女子200m自由形/大嶋千桜(イトマン/四條畷学園高校) ©フォート・キシモト

男子200m自由形では、49秒41の好タイムで折り返したのは眞野秀成(セントラルスポーツ)。そのまま逃げ切りたい眞野を150mで捉えたのが、松元克央(ミツウロコ)。最後は2位以下に身体ひとつ分の差をつけて、1分42秒50で優勝した。

男子200m自由形/松元克央(ミツウロコ) ©フォート・キシモト

女子100m個人メドレーは、渡部香生子(MEIGI)が「後半は自信があった」という言葉通り、平泳ぎから逆転して59秒43で優勝を果たす。2位には前半攻めた澤野莉子(イトマン東京/中央大学)が59秒71で、3位には中学2年生の佐々木珠南(ウイング八戸)が1分00秒45で入った。

男子100m個人メドレーを制したのは、松本周也(ひまわりNW)。前半で奪ったリードをさらに引き離す後半の強さを見せて、52秒22で優勝を飾った。

女子50m背泳ぎでは、25mのターン後のバサロで頭一つのリードを奪った白井璃緒(ミズノ)が26秒40で優勝。男子同種目は、自由形で世界水泳選手権の代表となっていた五味智信(ヨコハマSC/明治大学)が23秒52で優勝。また、高校3年生の佐藤佑亮(イトマンアビコ/太成学院大高)が100分の3秒差の23秒55で2位に入った。

女子50mバタフライは、高いスピードを見せつけた相馬あい(ミキハウス)が25秒21で優勝を果たし、男子は日本記録を持つ川本武史(TOYOTA)が22秒26で優勝を飾った。

女子50mバタフライ/相馬あい(ミキハウス) ©フォート・キシモト

女子50m自由形は、バタフライで3位だった山本茉由佳(ルネサンス)が24秒53で優勝、男子では200mを制した松元が21秒26で優勝してこの日だけで2冠を果たした。

女子400m個人メドレーは、バタフライで先行した大橋悠依(イトマン東進)を背泳ぎで捉えた成田実生(金町SC)が、平泳ぎ、自由形と周りをさらに引き離す展開を見せ、4分29秒21で優勝を飾った。

女子400m個人メドレー/成田実生(金町SC) ©フォート・キシモト

男子400m個人メドレーでは、今シーズンに入って伸び盛りの高校3年生、松下知之(スウィン宇都宮/宇都宮南高)がバタフライからリードを奪う。平泳ぎに入ると完全に独泳体制を築き、そのままフィニッシュ。4分02秒13の好タイムで優勝を果たす。

誰が勝ってもおかしくない女子200m背泳ぎでは、高校3年生の水野柚希(スウィン大教/栄東高)と渡会円香(同志社大学/京都踏水会)のふたりが接戦を演じる。ラスト50mの勝負で、水野がわずかにリードを広げる形でフィニッシュ。2分06秒18で優勝を果たし、渡会は2分06秒79の2位となった。

男子200m背泳ぎは、江戸勇馬(TEAM Liv)が先行。大きなリードを奪うも、ラスト50mで一気に2秒近くの差を縮め、最後には逆転で優勝をさらったのは栁川大樹(イトマン港北/明治大学)だった。記録は1分51秒00。江戸は1分51秒58の2位に入った。

男子200m背泳ぎ/栁川大樹(イトマン港北/明治大学) ©フォート・キシモト

女子200mバタフライでは、廣下菜月(中京大学)と内田かりん(山梨中央銀行)のふたりが飛び出す展開に。150mで内田がリードを奪うと、そのまま逃げ切って2分04秒23で優勝。2位にはラスト50mで廣下をかわした竹葉智子(中京大学/田柄SC)が2分05秒77で入り、廣下は2分05秒78の3位に入った。

男子200mバタフライは「自分の持ち味は後半」と話した通り、寺門弦輝(セントラルスポーツ/日本大学)が100mをターンしてから伸びを見せ、最後は2位以下に1秒以上の差をつけて1分51秒58で優勝を飾った。

女子100m平泳ぎでは、50mから飛び出した青木玲緒樹(ミズノ)が、そのリードを最後まで守り切ってフィニッシュ。自身の持つ日本記録にあと0秒36に迫る、1分04秒37で優勝を果たした。

女子100m平泳ぎ/青木玲緒樹(ミズノ) ©フォート・キシモト

この日の決勝種目を締めくくる男子100m平泳ぎは、スタートして飛び出したのは松村優樹(さわかみ財団/スウィン大宮)。後半に入ってその松村を追い上げ、最後のタッチで交わして56秒90の好タイムで優勝をかっさらったのは谷口卓(中京大学)だった。