2023.12.01

男子50m平泳ぎで谷口が学生新記録を樹立[ジャパンオープン2023(50m)]

男子50m平泳ぎ・日本学生新記録/谷口卓(中京大学) ©フォート・キシモト

男子1500m自由形/竹田涉瑚(オーエンス) ©フォート・キシモト

男子1500m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子50m平泳ぎ/鈴木聡美(ミキハウス) ©フォート・キシモト

男子50m平泳ぎ/Samuel Williamson(オーストラリア) ©フォート・キシモト

女子50m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子50m平泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子50m平泳ぎ・日本学生新記録/谷口卓(中京大学) ©フォート・キシモト

女子400m個人メドレー/成田実生(金町SC) ©フォート・キシモト

女子400m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

女子200m自由形/池本凪沙(イトマン東京/中央大学) ©フォート・キシモト

男子200m自由形/眞野秀成(セントラルスポーツ) ©フォート・キシモト

女子200m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

男子200m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

女子100m背泳ぎ/白井璃緒(ミズノ) ©フォート・キシモト

女子100m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

男子100m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2023/S70704/index.htm

[競泳]Day2
東京アクアティクスセンターで開幕を迎えたジャパンオープン2023(50m)。2日目は男子1500m自由形の決勝からスタート。

今回は竹田涉瑚(オーエンス)、尾﨑健太(セントラルスポーツ)に高校生の今福和志(枚方SS/四條畷学園高校)、さらに吉田惇哉(自衛隊)の4人が並んでレースを展開。途中、尾﨑がリードを奪うも、後半に入って竹田が徐々にほかの3人を引き離し始め、最後は竹田が身体ひとつ分抜け出し15分11秒69で優勝を果たした。尾﨑が15分14秒41で2位に入り、ラストに追い上げを見せた白戸亮太(サギヌマSCM/法政大学)が15分14秒75で3位となった。

男子1500m自由形/竹田涉瑚(オーエンス) ©フォート・キシモト

「思っていたようなレースにはならなかったんですが、何とか経験値を生かして優勝することができました。3月の国際大会代表選手選考会では、自分の力をしっかりと出せるように準備していきます」(竹田)

女子50m平泳ぎは、スタートしてオーストラリアのChelsea Hodgesが頭一つ抜け出すも、後半に伸びを見せた鈴木聡美(ミキハウス)が、Hodgesを100分の1秒差で逆転して30秒56の好タイムで優勝を飾った。Hodgesは30秒57の2位、3位には青木玲緒樹(ミズノ)が31秒07で入った。

女子50m平泳ぎ/鈴木聡美(ミキハウス) ©フォート・キシモト

「昨日の100mでは悔しい思いをしたので、今日は表彰台に上がれるようにと頑張りました。結果、優勝することができて良かったです。海外の選手ととても楽しいレースができました」(鈴木)

男子50m平泳ぎでは、スタートから抜け出したSamuel Williamson(オーストラリア)が26秒77でそのまま逃げ切って優勝。2位には27秒24で谷口卓(中京大学)が入り、オーストラリアのHaig Buckinghamが27秒39で3位になった。
なお、谷口は予選で27秒05の日本学生新記録を樹立した。

男子50m平泳ぎ/Samuel Williamson(オーストラリア)・谷口卓(中京大学) ©フォート・キシモト

「日本でレースができること、ライバルと戦えたことをうれしく思います。まず代表になることが夢なので、その夢を叶えられるように頑張ります。ありがとうございます」(Williamson)

女子400m個人メドレーでは、予選で成田実生(金町SC)がトップで通過。決勝でも前半から成田がリード。平泳ぎで周囲にその差を詰められたが、最後の自由形で再度引き離して大きなリードを奪ってフィニッシュ。4分37秒93で優勝を勝ち取った。また、最後の自由形で一気に追い上げてきた小堀倭加(あいおいニッセイ/相模原市水泳協会)がタッチ差で大橋悠依(イトマン東進)を逆転し、4分39秒06で2位を獲得。大橋は4分39秒08で3位となった。

女子400m個人メドレー/成田実生(金町SC) ©フォート・キシモト

「ベストで優勝することを目標にしていたのでタイムには納得できないんですけど、レベルの高いメンバーのなかで優勝できてうれしいです。予選でも前半の2種目を気持ち良く泳ぐことができたので、決勝もその泳ぎを生かせるように心がけて泳ぎました」(成田)

女子200m自由形では、前半をオーストラリアのBrittany Castelluzzoが57秒台で折り返してトップ。それを池本凪沙(イトマン東京/中央大学)が追う展開に。150mで池本が少し差を詰めると、最後の最後に池本がスッと抜け出して1分58秒55で逆転優勝を果たした。Castelluzzoは1分58秒89で2位に入り、3位には個人メドレーを泳いだばかりの小堀が1分59秒69で入った。

女子200m自由形/池本凪沙(イトマン東京/中央大学) ©フォート・キシモト

「自己ベストを出したかったので記録には満足できませんが、優勝できたことは良かったです。まだ200mには苦手意識があるんですが、それを克服できるように練習していきたいと思います」(池本)

男子200m自由形は江原騎士(山本光学)が先行。150mに入ると眞野秀成(セントラルスポーツ)がリードを奪い、最後の50mのスパートで一気に周囲との差を広げて1分47秒22で優勝を飾った。2位には、後半に追い上げを見せた柳本幸之介(イトマン東京/日本大学)と高校2年生の村佐達也(中京大中京高校/名鉄SS刈谷)が1分48秒07の同タイムで2位となった。

男子200m自由形表彰式 ©フォート・キシモト

「泳ぎ込みの最中でしたが、調子は悪くなかったので遅くても46秒台を出したかったな、と。少し悔しい気持ちがあります。1回 1回の練習に集中して、レベルの高いトレーニングができるようにして、さらにレベルアップしていきたいと思います」(眞野)

女子100m背泳ぎの決勝では、前半を29秒41のトップで白井璃緒(ミズノ)がターン。2番手で折り返した佐々木美莉(スウィン埼玉/春日部共栄高校)との差をキープしたまま後半も安定した泳ぎを見せ、白井が1分00秒46で優勝を果たした。佐々木は1分00秒69の2位、3位には古林毬菜(神奈川大学AD)が1分01秒07で入った。

女子100m背泳ぎ/白井璃緒(ミズノ) ©フォート・キシモト

「良い泳ぎができるような練習を積んできているので、このレースではその泳ぎが崩れることなく泳ぎ切れて、優勝できたことは良かったと思っています」(白井)

この日を締めくくるのは男子100m背泳ぎ。26秒00でトップで50mを折り返したのは、松山陸(明治大学/銀座千疋屋)。後半、浮き上がって松山を逆転したBradley Woodward(オーストラリア)が53秒72で優勝を果たす。前半積極的に攻めた松山は54秒06の2位に。3位には加藤理(山陰パナソニック/アクアみすみ)が54秒19で入った。

男子100m背泳ぎ表彰式 ©フォート・キシモト

「大好きな日本にきて、満足できる良いレースができて良かったです。来年はオーストラリアの代表選手になることが目標なので、それに向けてしっかりとトレーニングしていきます」(Woodward)