2024.06.16

[OWS]梶本一花が10kmと2.5kmで2冠を達成(OWSオーシャンズカップ2024)

10kmと2.5kmを制した梶本一花(枚方SS/同志社大学)

女子10km表彰式

10km優勝の南出大伸(木下グループ)

10km表彰式

2.5,5,7.5km 表彰式

日本水泳連盟HP大会詳細およびリザルト:https://swim.or.jp/tournament/44018/

千葉県館山市・北条海岸で開幕したのは、OWSオーシャンズカップ2024。大学生のOWSカレッジカップ2024、また世界ジュニア水泳選手権の日本代表選考も懸かっているということもあり、若手が積極的にレースを牽引する場面が見られた。

9時30分に号砲が鳴った男女の10km。男子は辻森魁人(日本大学)が先行。それに今年のパリ五輪代表となった南出大伸(木下グループ)が続く形で、先頭集団は6人で形成されてレースが展開していく。中盤となる4周目を終えて、トップは以前辻森で変わらず。すぐ後ろには変わらず南出がつく。
レースが動いたのは6周目。辻森に約5秒差でついていた渡辺雅空(teamsaga ssp)がトップに立って7周目のスプリットを奪う。4秒空いて南出に古畑海生(佐藤製薬)、高木陸(近畿大学)、岩住宏一郎(日本体育大学)が続き、辻森は6番手に下がった。
6人がひとかたまりで最終ラップへ。最後の直線では南出、古畑が競り合いを見せる中、横から一気に高木が追い上げて最後は3人が横並びでフィニッシュ。写真判定となった結果、南出が2時間03分07秒2で優勝、古畑が0秒7差で2位、高木が3位という結果となった。

10km優勝の南出大伸(木下グループ)

女子は世界水泳選手権2023代表の梶本一花(枚方SS/同志社大学)が快調に飛ばし、4周目では2位以下に約1分もの差をつけて独泳状態に持ち込む。
ただ、後半に入ると2番手以降がペースを上げてきたか、徐々にその差が詰まっていく。最大1分あった梶本との差を残り1周で10秒にまで縮めてきたのは、奥園心咲(枚方SS)と小島美丘(中京大学)のふたり。このまま接戦に持ち込みたい奥園と小島だったが、そこは梶本が力を見せつけるようにして逃げる。差を詰めさせることなく、最後まで独泳を守り切り、2時間11分04秒3で優勝を果たす。写真判定となった2位争いは奥園が制し、2時間11分17秒5。1秒差で小島が3位となった。

女子10km表彰式

7.5km種目の男子では、3月の国際大会代表選手選考会の1500mを制した若手、今福和志(枚方SS/四條畷学園高)が2位以下に2分近くの差をつけて優勝。女子は梶本一花の妹、梶本幸花(枚方SS/四條畷学園高)が優勝を飾った。

5kmは4秒差の接戦を江沢陸(ルネサンス)が制して優勝。女子は小原天寧(セントラル目黒/早稲田大学)が優勝を果たす。2.5kmの男子は寺田尚紘(センゴクジャパン)が、女子は梶本一花が10kmに続いてこの種目を制した。

2.5,5,7.5km 表彰式