2024.07.29 競泳

【#パリ五輪】#競泳 松下が大ベストで400m個人メドレー銀メダル獲得

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[競泳]Day2
19歳の若武者が大仕事をやってのけた。
男子400m個人メドレー決勝。2レーンの松下知之が、ラスト50mで驚異的な追い上げを見せ、4分08秒62でレオン・マルシャン(フランス)に続く銀メダルを獲得。

男子400m個人メドレー表彰式 ©フォート・キシモト

予選から「少し余力を残せて泳げました」と、初の五輪とは思えない豪胆さを見せていた松下は、決勝でも落ち着いていた。泳ぐ直前ですら、この舞台に立てることがうれしくてたまらないといった笑顔が見える。バタフライで隣の瀬戸大也とマルシャンが飛ばしていく中、松下は落ち着いていた。7位でターンすると、背泳ぎでひとつ順位を上げて6位で200mを折り返す。平泳ぎでも順位をもう一つ上げると、「最後の自由形勝負になると分かっていた」という言葉通りのレース展開に。350mのターンで、飛び抜けたマルシャン以外の松下を含めた5人の選手が横並びに。そして、ラスト50mはこの8人のなかで最速タイムとなる、27秒67という驚異的なラップタイムを刻みフィニッシュ。100分の4秒差でアメリカのカーソン・フォスターをも逆転して2位を勝ち取った。

男子400m個人メドレー決勝/松下知之 ©フォート・キシモト

「もう最高です。ここまで苦しい練習をしてきたので、自分で自分を褒めてあげたい。ただ夢中で泳ぎました。本当に頑張って良かったです」(松下)

瀬戸は調子の良いバタフライを54秒88の2番手で折り返す積極性を見せたものの、平泳ぎの後半から徐々に失速。それでも「バテバテになるくらい、全力は出し切れました」と、4分11秒78の7位となった。

男子400m個人メドレー決勝/瀬戸大也 ©フォート・キシモト

女子100mバタフライ決勝に向かった平井瑞希は、スタート直後に「頭に手が当たってしまったのか、ストリームラインの姿勢が組めなくて失速から始まった」とアクシデントが。だが、諦めることなく前半を26秒66で折り返すと、持ち味の後半で粘りを見せて57秒19の7位入賞を果たした。

女子100mバタフライ決勝/平井瑞希 ©フォート・キシモト

「自分の力を出し切れずに終わってしまいました。悔しいですけど……将来は世界記録を目指したいので、これからも自己ベストを更新し続けられる選手になっていきたいです」(平井)

男子200m自由形の準決勝に駒を進めた松元克央は、ラスト50mで追い上げを見せて1分45秒88の全体8位で決勝に進出。

男子200m自由形準決勝/松元克央 ©フォート・キシモト

女子100m平泳ぎ準決勝に挑んだ鈴木聡美。持ち味の前半のスピードを生かし切れず、1分06秒90の12位という結果となり、「悔しいですね。でも200mに向けて集中できるように頑張っていきます」と気持ちを切り替えた。

女子100m平泳ぎ準決勝/鈴木聡美 ©フォート・キシモト

鈴木と同じく100m平泳ぎに出場した青木玲緒樹は、予選で1分06秒98の19位という結果となった。

女子100m平泳ぎ予選/青木玲緒樹 ©フォート・キシモト

また、男子100m背泳ぎ予選には松山陸が出場し、54秒71の31位となった。

男子100m背泳ぎ予選/松山陸 ©フォート・キシモト