2024.08.24 競泳

【#競泳】今福が1500m自由形で15分切りを達成するなどジュニア選手たちは好記録を連発(ジュニアパンパシフィック水泳選手権)

公式HP:https://www.swimming.org.au/events-results/events/junior-pan-pacific-championships
日本代表メンバー:https://swim.or.jp/news/44306/
公式記録サイト:https://liveresults.swimming.org.au/sal/2024JPP/?ai=

オーストラリア・キャンベラにあるAIS Aquatic Centreで行われた、2024ジュニアパンパシフィック水泳選手権。選手は男子14人、女子13人の合計27人、太田伸監督を筆頭にスタッフ10人で、若手の世界への登竜門となっている今大会に臨む。

初日は自己ベストの更新もありながら、個人種目で6人、リレー1種目で表彰台に。女子200mバタフライで奥園心咲が2分10秒92で銀メダル獲得。男子は阿部力樹が1分57秒83、河野通虎が1分58秒60で2、3位に入る。
男子800m自由形では、今福和志が7分53秒99で2位に入り、辻森魁人が7分54秒50の3位と続く。女子1500m自由形では、髙遥香が16分42秒56の3位表彰台を獲得した。
初日のリレーは混合4×100mメドレーリレー。山本千晶、大橋信、坂本千紗、黒田一瑳の4人で臨み、3分50秒85の3位銅メダルを獲得した。

大会2日目は、加藤心冨と西川我咲が予選で一時は失格を取られてしまったが、抗議で覆り決勝進出を果たす。

そんなスタートになったが、選手自信は落ち着いてレースに臨む。加藤は女子100m平泳ぎで1分07秒45で見事優勝を果たし、西川も男子400m個人メドレーで4分16秒64の優勝を飾る。
また、男子100m平泳ぎでは大橋信が1分01秒08の好タイムで優勝。女子400m個人メドレーでは長岡海涼が4分41秒57の銀メダル、佐々木珠南が4分43秒66で銅メダルを獲得する活躍を見せた。

金メダルラッシュに沸く2日目を終えて、勢いを継続したい3日目。2日目の個人メドレーを制した西川が男子400m自由形で3分51秒28で銀メダルを獲得。女子200m背泳ぎでは、山本千晶が2分11秒22で3位に食い込んだ。

予選を合わせると数多くのレースに出場してきた選手たち。疲労もかなり溜まっている状態ながら、最後まで持てる力を振り絞る。

最終日は、今福が会場を沸かせる。男子1500m自由形で最後まで接戦を演じた今福が、ラスト5mをノーブレで泳ぐ強さを見せてフィニッシュ。14分59秒97で、15分切りの偉業を達成。ラスト50mが最初の50mよりも速い27秒04という驚異的な記録でまとめる快泳を見せた。また、辻森も15分15秒04で3位に入った。
女子200m個人メドレーは、400mで2位に入った長岡が2分12秒31で3位銅メダルを獲得。男子は西川が2分01秒18で3位となった。
女子200m平泳ぎでは加藤が2位以下に3秒近くの差をつける2分24秒73の好タイムをマークして、100mとの2冠を達成した。そして男子も加藤に負けじと大橋が2分10秒88をマーク。こちらも100mと合わせて2冠を果たした。

大会最後を締めくくるのは、やはり男女の4×100mメドレーリレー。
女子は山本、加藤、坂本、吉永晴香の4人で引き継ぎ、4分03秒18の3位表彰台を獲得した。そして男子は泉陽一、大橋、細沼弘輔、黒田の4人で最後まで粘るも3分39秒52の4位となった。

これで4日間のレースすべてが終了。新記録は1500m自由形で今福が自身の記録を更新して1。
メダルは金メダルが6、銀メダルが5、銅メダルは10という結果となった。