2024.09.08 競泳

【#競泳】男子は明治大学、女子は神奈川大学が選手権獲得校に輝く(第100回日本学生選手権水泳競技大会)

大会HP:http://2024.incolle-swim.jp
日本水泳連盟大会HP:https://swim.or.jp/tournament/43953/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/index.html

第100回の記念大会となった、日本学生選手権水泳競技大会もこの日が最終日。天皇杯、奥野杯の行方はもちろん、シード校争いも決着を迎えた。

最終日の最初の種目は男女50m自由形。女子は「1年生のときに100mで優勝してから勝てていなかったので、この種目は勝ちたかった」という神野ゆめ(中京大学)が、持ち味のスプリント力を生かして25秒29で優勝を飾った。

女子50m自由形/神野ゆめ(中京大学) ©フォート・キシモト

男子50m自由形では「予選から調子が良かったので、絶対に勝てると信じて泳いだ」と重藤流生(近畿大学)が、伸びのある大きな泳ぎで22秒17の好タイムで優勝を果たした。

男子50m自由形/重藤流生(近畿大学) ©フォート・キシモト

「勝負に拘った。この種目は私が勝たないとダメだと思って臨んだ」という廣下菜月(中京大学)が制した女子100mバタフライ決勝。前半から思い切った泳ぎで攻め、松本信歩(早稲田大学)の追い上げも振り切って58秒00で狙い通りの優勝を勝ち取った。

女子100mバタフライ/廣下菜月(中京大学) ©フォート・キシモト

男子100mバタフライの決勝では、観客の目がパリ五輪代表の寺門弦輝(日本大学)、また予選トップの松川晟士(中央大学)に集まるなか、7レーンから優勝をかっさらったのが明治大学の成嶋義徳だった。2位の寺門とは0秒14の僅差の勝負を制し、52秒21で優勝した。

男子100mバタフライ/成嶋義徳(明治大学) ©フォート・キシモト

100mで大ベストを更新した好調の加藤心冨(早稲田大学)が臨んだ女子200m平泳ぎ。前半こそあまり周囲との差は少なかったが、100mから150mで一気に他を引き離し、最終的には2位以下に2秒以上の差をつける2分24秒56で優勝。今大会2冠を達成した。

女子200m平泳ぎ/加藤心冨(早稲田大学) ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎはターンごとに少しずつ周囲との差を広げていった、廣島偉来(明治大学)が優勝。「100mは後輩が優勝したので、この種目は僕が優勝しないとダメだと思っていました」と2分09秒09の自己ベストをマークした。

男子200m平泳ぎ/廣島偉来(明治大学) ©フォート・キシモト

インカレと言えば『8継』と言われるほど盛り上がりを見せる男女の4×200mリレー。大会を締めくくる種目だけに、応援にも力が入る。

女子はまず近畿大学が先行。第1泳者の難波実夢が1分58秒89の好タイムでトップで引き継いだ。続く種村舞雪もトップを維持するも、第3泳者の谷川亜華葉のところで早稲田大学の松本信歩が猛追。引き継ぎで2分00秒06の好タイムで泳ぎ近畿大学を逆転。早稲田大学がトップで最終泳者へ。なんとしても逃げたい早稲田大学と逆転にかける近畿大学。近畿大学は1年生でスプリンターの大嶋千桜が懸命に早稲田大学の小原天寧を追いかける。ラストスパート勝負になったところで、スプリント力に長ける大嶋がリードを奪ってフィニッシュ。近畿大学が8分02秒67で優勝を飾った。

女子4×200mリレー/近畿大学(難波実夢・種村舞雪・谷川亜華葉・大嶋千桜) ©フォート・キシモト

興奮冷めやらぬなかでスタートした男子は、明治大学の清水博斗が1分48秒11の好タイムを叩き出してトップに立つ。僅差で続く日本大学は第2泳者にパリ五輪代表の柳本幸之介を置く。明治大学は五味智信で対抗するも、200mでは柳本に分があったか、日本大学が1秒以上の差をつけて第3泳者に引き継ぐ。明治大学が日本大学との差を少し詰めたところで、女子と同じように明治大学と日本大学とのアンカー勝負に。明治大学のアンカーは400mを制した田渕海斗。対する日本大学は北川凜生。持久力に自信がある田渕が引き継ぎから一気に勝負を仕掛けて逆転。ラスト25m、懸命にスパートを掛ける北川だったが田渕には届かず。結果、明治大学が7分15秒33で優勝を飾った。

男子4×200mリレー/明治大学(清水博斗・五味智信・渡辺裕太・田渕海斗) ©フォート・キシモト

すべての競技が終了して学校対抗得点結果が発表され、男子の選手権獲得校は489.0点で明治大学。女子は神奈川大学が372.0点で選手権獲得校となった。
男子総合成績、女子総合成績は以下のURLより。
http://2024.incolle-swim.jp/result/

第100回 日本学生選手権水泳競技大会 男子選手権獲得校/明治大学 ©フォート・キシモト
第100回 日本学生選手権水泳競技大会 女子選手権獲得校神奈川大学 ©フォート・キシモト

また、決勝競技の前には100回大会を記念して設立された学生新聞Awardの表彰が行われ、第1回の最優秀賞は明治大学が受賞した。
学生新聞Award応募校の作品はこちらから。
http://2024.incolle-swim.jp/npaward/