2024.10.13 水球

【#水球】男子はペナルティシュートアウト戦を制してブルボンウォーターポロクラブ柏崎が決勝進出(第100回日本選手権水泳競技大会水球競技)

日本水泳連盟大会HP:https://swim.or.jp/tournament/44050/
リザルト:https://seikosportslink.com/aqwp/002/?i=1002024001

水球の第100回日本選手権水泳競技大会は2日目。準決勝が男女2試合ずつ行われ、最終日の決勝進出チームが決定した。

まずは女子の準決勝2試合。
Violet Stars対NSSU Water Polo Clubdで先制点を奪ったのは、Violet Starsの中野由美。対するNSSU Water Polo Clubは西山風花が2連続得点で一気に逆転。河口華子、設樂ひかると合わせて6得点を奪い、2対6で第2ピリオドへ。
NSSU Water Polo Clubはさらに連続得点で点を積み重ねて生き、Violet Starsを引き離しにかかる。
何とか粘りたいViolet Starsは5点ビハインドで迎えた後半。第3ピリオド早々に有馬優美が7点目を挙げる。NSSU Water Polo Clubは西山がすぐさま点差を再度5に広げるゴールを挙げた。その後長いラリーの末、流れを引き寄せたのはまたも西山のゴールだった。
8対14として迎える第4ピリオド。意地を見せるViolet Starsは有馬を中心にNSSU Water Polo Clubのゴールに襲いかかりこのピリオドは6得点を獲得。しかしながら第3ピリオドまでに奪われたリードは縮めることができなかった。
結果、NSSU Water Polo Clubが14対17で勝利して決勝へ駒を進めることとなった。

©フォート・キシモト

同門対決となった秀明大学水球クラブ対秀明八千代水球クラブの女子2試合目。開始早々、稲場朱里のゴールで先制点を奪ったのは秀明大学水球クラブ。その後も秀明八千代水球クラブには思うような攻撃をさせず、反対に井上萌々、小林真穂、砂邊亜衣、浦映月、関根桜彩がそれぞれ得点を挙げて6対0で第1ピリオド終了。
反撃したい秀明八千代水球クラブだったが、第2ピリオドも3点を挙げるのみに留まる。秀明大学水球クラブは逆に順調に得点を積み重ねていき、前半を終えて14対3にまで得点差を広げた。
第3ピリオドに入っても攻撃の手を緩めない秀明大学水球クラブは、後半に入ってさらに10得点を追加。秀明大学水球クラブも徐々に攻撃リズムを取り戻し、第3、4ピリオドともに4点を獲得するも追い上げならず。24対11で秀明大学水球クラブが決勝進出を決めた。

©フォート・キシモト

男子の決勝進出を懸けた一戦は白熱した展開を見せた。ブルボンウォーターポロクラブ柏崎対日本体育大学との対戦。近年は日本体育大学に軍配が上がっていたものの、地元開催の大声援を受けてブルボンウォーターポロクラブ柏崎が奮起。第1ピリオドこそ5得点を奪われて4点ものリードを許すが、第2ピリオドからは主導権を渡さない。機動力を生かす日本体育大学の攻撃をうまくコントロールして、決定的なチャンスを作らせないブルボンウォーターポロクラブ柏崎。逆に少ないチャンスでしっかりとゴールを決めきるブルボンウォーターポロクラブ柏崎が2点追い上げ、5対7で後半へ。
第3ピリオドにはお互い3点ずつ追加して、最終ピリオド。何とか2点差を維持していた日本体育大学だったが、残り2分を切ったところからブルボンウォーターポロクラブ柏崎が猛攻を加え、前野考紀、そして平田一成で連続得点を挙げて同点に。最後はタイムアウトを利用して荻原大地がシュートを放つも決まらず試合終了。勝敗は13対13でペナルティシュートアウト戦に委ねられた。
1本目、平田が決めると日本体育大学の岡湧士がポストに当ててしまう。ブルボンウォーターポロクラブ柏崎の石山が決めると、日本体育大学の片山泰輝のシュートは小椋裕介がナイスセーブ。一気に優位に立ったブルボンウォーターポロクラブ柏崎は、その後の稲場航平、そして最後は前野が決めて試合終了。最後の最後まで接戦、熱戦を繰り広げたブルボンウォーターポロクラブ柏崎対日本体育大学の対戦は、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎が勝利。地元開催で決勝進出を果たした。

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男子の第一試合の興奮冷めやらぬなかでスタートした、IKAI・Kingfisher74対高体連選抜の対戦。先制点を奪ったIKAI・Kingfisher74の渡邉太陽は、このあとさらに2点を追加して一気に3連続得点を挙げる。その後も高体連選抜に攻撃する隙を与えない。4分を過ぎたところでパリ五輪に高校生で代表入りを果たした井上皆が1点をもぎ取るも、IKAI・Kingfisher74の攻撃は止まらない。9対3で第1ピリオドを終えると、第2ピリオドでは高体連選抜に一切の得点を与えず、自分たちは5点を追加。
後半に入り、井上の4点目を皮切りに本部颯汰が連続得点。第3ピリオド終盤にも井上と若月星輝が連続得点で合計4点を獲得。しかし、IKAI・Kingfisher74はそれを上回る6得点。
最終第4ピリオドは、疲れが見えた高体連選抜のゴールに容赦なく襲いかかり、一気に11点を追加。高体連選抜もやられっぱなしというわけではなく、本部、井上、そして前田敦也、庄山優で4点を獲得する活躍を見せた。
結果、31対11でIKAI・Kingfisher74が力で圧倒して勝利。決勝進出を決めた。

©フォート・キシモト