2024.10.14 OWS

【#OWS】男子は日本大学、女子は中京大学が総合優勝を果たす(第100回日本学生選手権水泳競技大会 OWS競技)

日本水泳連盟大会HP/リザルト:https://swim.or.jp/tournament/44023/

第100回の日本学生選手権水泳競技大会 OWS競技の最終日。インカレを締めくくる試合でもあり、この日は男女の5kmに加えてリレーが行われたこともあって各大学応援にも力が入る。

男子5kmは少し縦長の先頭集団を7人が形成するなか、江沢陸(明治大学)が先陣を切ってレースを展開。後ろには10km優勝の高木陸(近畿大学)と辻森魁人(日本大学)がぴたりとついて良い位置をキープ。振り切りたい江沢だったが、3周目を終わっても高木と辻森の位置は全く変わらない。
勝負の最終周回。抜け出したのはスピードに自信のある辻森だった。OWS世界ジュニア選手権、日本選手権での優勝が自信になったか、うまいタイミングで高木、江沢を抜き去りフィニッシュ。59分39秒9で優勝を果たした。5秒9差で江沢が2位、高木は6秒4差の2位となった。

©日本水泳連盟

女子5kmでは、10km優勝の梶本一花(同志社大学)が王者の貫禄を見せつけるレースを展開。スタートしてからいきなり飛び出すと、1周を終えたところで2位以下に20秒以上の差をつける。その後は追いつかれることなく、むしろ差を数十秒単位で広げて行きながら、まさに独泳、全く他を寄せつけない強さを見せて梶本が1時間03分48秒9で今大会OWS2冠を達成した。2位争いはタッチ差の写真判定に持ち込まれるなか、小島光丘(中京大学)が勝ち取り、奥園心咲(立命館大学)は3位となった。

©日本水泳連盟

OWSインカレ特有の4×1.5kmリレーは、強風の影響により時間と距離を変更。4×560mで行われた。

男子は近畿大学の高木がトップで引き継ぐ。ほぼ同時に日本大学の武井律己が辻森にタッチ。その辻森はスタートダッシュを決めて第4ブイを先に回ってトップに立つ。辻森は約20秒近くの差をつけて西田蕾弥にタッチ。そのリードを広げるようにして平野翔一がトップを守りきり、25分56秒2で日本大学が優勝を果たした。後半に追い上げた日本体育大学が2位に入り、3位は接戦末明治大学が入った。

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女子は早稲田大学の小原天寧と中京大学の花山彩良がほぼ同時に引き継ぐ。早稲田大学の第2泳者の青木虹光が2位以下との差を10mほどつけて、第3泳者の木崎京香にタッチ。逃げ切りたい早稲田大学だったが、中京大学の第3泳者の小島がその差をあっという間に詰めると、そのまま抜き去りトップに立つ。中京大学は最終泳者の中嶌楓花が逃げ切って28分32秒7で優勝を果たした。早稲田大学は2位、そして1年生と2年生でチームを構成した武庫川女子大学が3位となる健闘を見せた。

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これでOWSの全競技が終了。男子総合優勝は日本大学が果たし、2位は日本体育大学、3位が近畿大学となった。
女子総合優勝はリレーを制した中京大学が優勝。2位はリレーで3位に入る健闘を見せた武庫川女子大学が獲得し、日本体育大学が3位となった。

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以下順位はこちらから。
https://swim.or.jp/fwp/wp-content/uploads/2024/03/【FIX】OWSインカレ総合結果_241015.pdf