2024.10.19 競泳

【#競泳】初日から短水路高校記録が3、短水路中学記録が3つ更新されるなど若手が躍進(第66回日本選手権(25m)水泳競技大会)

日本水泳連盟大会HP:https://swim.or.jp/tournament/43955/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/2024/S70702/index.htm

短水路で行われる日本一決定戦、第66回日本選手権(25m)水泳競技大会が19日からスタート。今大会は12月にハンガリー・ブダペストで行われる世界水泳選手権(25m)2024の代表選手選考会を兼ねて行われる。

©フォート・キシモト

その初日、予選から高校生と中学生の若い力が爆発し、予選では3つの新記録が誕生。

男子200m自由形予選で、今シーズン好調を維持している村佐達也(中京大中京高/名鉄SS刈谷)が1分43秒34の短水路高校新記録を樹立してトップ通過。さらに平井瑞希(ATSC.YW/日大藤沢高)が、専門外ながらバサロキックのうまさを生かして女子50背泳ぎで26秒31の短水路高校新記録をマークした。中学生の平田統也(坂出伊藤SS)は、男子50m背泳ぎで23秒81の短水路日本中学記録を出して決勝進出を果たした。

©フォート・キシモト

そして決勝でも新記録を樹立。村佐は予選の記録をさらに1秒以上更新する1分42秒14で記録を更新。前半から松元克央(ミツウロコ)をおさえ、終始トップを泳ぎ続けて優勝を飾った。

©フォート・キシモト

女子100m個人メドレーの決勝では、中学3年生の佐々木珠南(ウイング八戸)が高校生、大学生らをおさえて59秒72をマークして優勝。記録も短水路日本中学新記録であった。

©フォート・キシモト

男子50m背泳ぎは関海哉(キタジマアクアティクス)が22秒85と、日本記録にあとわずか100分の4秒にまで迫る好記録で優勝を飾る。同種目の予選で23秒81の中学記録を更新した平田は、決勝でさらに100分6秒更新する、23秒75をマークして短水路日本中学新記録を樹立して5位に入った。

©フォート・キシモト

予選で高校記録を更新した平井は、決勝でもその記録の更新を狙うも届かず。それでも26秒66の好記録で優勝を果たした。

©フォート・キシモト

ほか、女子200m自由形は大嶋千桜(イトマン近大)が1分56秒13で初優勝。男子100m個人メドレーは溝畑樹蘭(ミツウロコ)が51秒85で制した。

女子50mバタフライは津田萌咲(新潟医療福祉大SC)25秒56で、男子同種目は田中優弥(スウィンSS/イナホスポーツ)が22秒58とそれぞれ接戦を制した。
女子800m自由形は難波実夢(JSS/近畿大学)が8分16秒68をマークして、OWSで活躍を見せる梶本一花(枚方SS/同志社大学)、若手の竹澤瑠珂(東京SC/武蔵野高)をおさえて優勝。男子1500m自由形は、この種目の第一人者に成長しつつある今福和志(枚方SS/四條畷学園高)が14分41秒75をで優勝を果たした。

©フォート・キシモト

女子50m自由形は神野ゆめ(中京大学)が24秒25で、男子50m自由形では川根正大(ツカサドルフィン)が21秒23でそれぞれ優勝した。

女子400m個人メドレーは鈴木彩心(日本体育大学)が先行逃げ切りで4分33秒56で優勝し、男子同種目でも前半から積極的に攻めた瀬戸大也(CHARIS&Co.)がひとり4分を切る、3分59秒79で優勝を飾った。

©フォート・キシモト

女子200m背泳ぎは長岡愛海(神奈川大学)が2分04秒58で、男子は栁川大樹(イトマン港北/明治大学)が1分51秒02でそれぞれ優勝。

女子200mバタフライは中学3年生の石塚宇海(セントラル福生)が前半から飛び出し、追い上げてきた藤本穏(枚方SS/同志社大学)を振り切り、2分07秒17で初優勝。男子はパリ五輪代表の寺門弦輝(セントラルスポーツ/日本大学)が1分50秒53で優勝を飾った。

©フォート・キシモト

女子100m平泳ぎでは、インカレで大ベストを更新した加藤心冨(スウィン鴻巣/早稲田大学)が1分04秒54で制し、男子は谷口卓(GRTR-GP)が56秒27の好タイムで優勝を果たした。

©フォート・キシモト