2024.11.02 競泳

【#競泳】ミツウロコが4×100mリレーで大会新記録を樹立(第7回日本社会人選手権水泳競技大会)

大会HP:https://swim.or.jp/tournament/43956/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/2024/S70705/index.htm

市政施行100周年の記念の年を迎えた福島県・郡山市を舞台に、社会人スイマーの日本一を決める大会、第7回日本社会人選手権水泳競技大会が郡山しんきん開成山プールにて開幕した。

初日はリレーを含めて11種目の決勝競技が行われ、男子4×100mリレーで大会新記録が樹立された。

その男子4×100mリレーは、ミツウロコの松元克央が49秒15でトップで引き継ぐ。第2泳者の溝畑樹蘭も49秒00の好タイムでバトンを渡すと、第3泳者の中村海渡は50秒41、アンカーの荻野剛も50秒30で引き継いでフィニッシュ。3分18秒86の大会新記録で優勝を飾った。

©日本水泳連盟

女子800m自由形のタイムレース決勝では、OWSで実力を伸ばしている蝦名愛梨(自衛隊)がスタートから一気に抜け出して、そのままフィニッシュ。大会記録にわずかと迫る8分45秒71で2位以下に大差をつけて優勝を飾った。男子1500m自由形では、スタートしてからしばらくは吉田惇哉(自衛隊)がリードするも、ピタリと食らいついていた尾﨑健太(セントラルスポーツ)が400mを過ぎたところで早々に逆転。吉田も粘るが、尾﨑は奪ったリードを守り切って15分28秒00で優勝を果たした。

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女子200m自由形は前半を59秒台で折り返した髙橋美来(JFE京浜)が2分03秒32で優勝。パリ五輪代表選手が揃う男子の同種目では、松元克央(ミツウロコ)が実力を見せつける形で1分48秒50で優勝。2位には松元と同じくパリ五輪に出場した眞野秀成(セントラルスポーツ)が1分49秒13で入った。

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女子50m背泳ぎは、スタートから浮き上がりでリードを奪った髙橋美紀(林テレンプ)が、ひとり28秒台をマーク。28秒56で優勝を飾った。男子50m背泳ぎでも髙橋同様、バサロから浮き上がったところで頭ひとつ抜け出した関海哉(キタジマアクアティクス)が25秒33で優勝した。

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女子50mバタフライはスタートから飛び出した山本茉由佳(ルネサンス)が大会記録に迫る26秒69で優勝。男子50mバタフライは予選から好調だった市川光太(日立製作所)が予選の記録を上回り、23秒59で優勝を果たした。

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女子400m個人メドレーでは藤野舞子(拓殖大学職員)が5分を切る4分58秒44をマークして2大会ぶりの優勝を飾る。男子400m個人メドレーは、井狩裕貴(近大クラブ)が2位以下に10秒近くの差をつける快泳を見せ、4分17秒62で優勝した。

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女子200m背泳ぎの決勝は、50mで2位に入った秀野由美(JFE京浜)が前半から他を引き離し、2分16秒54で、男子200m背泳ぎはただひとり2分を切った、奈須一樹(守口イトマン)が1分59秒20でそれぞれ優勝を果たす。

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200mバタフライは、男女ともに最後の逆転劇が繰り広げられた。女子は前半から快調に跳ばす水口知保(ANA)が一時は2秒以上のリードを奪っていたものの、ラスト50mで落合すみれ(JFE京浜)が猛追。タッチ差で水口を交わした落合が2分14秒42で逆転優勝。水口は2分14秒68の2位となった。

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男子200mバタフライ決勝では、阪本祐也(三重県スポーツ協会/大紀SC)が100mを55秒で折り返してトップ。2位で続いた寺田拓未(ミツウロコ)が後半にじりじりと阪本との差を詰めていき並びかける。阪本も粘り、2人が並んだままフィニッシュ。最後はタッチ差で寺田が逆転して1分58秒07で優勝を飾り、阪本は1分58秒16の2位となった。

女子50m自由形は、50mバタフライを制した山本がこの種目も高いスピードを見せ、25秒73で優勝して1日で2冠を達成した。男子同種目は接戦の末、中村克(CHARIS&Co.)が22秒27で優勝。2位の溝畑樹蘭(ミツウロコ)との差は100分の2秒であった。

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女子100m平泳ぎには、注目のベテラン、鈴木聡美(ミキハウス)が登場。前半を31秒台で折り返すと、後半も危なげないレース運びで1分08秒41で優勝を果たす。男子100m平泳ぎにもタレントが勢揃い。そのなかで、前半から突っ込んだ渡辺隼人(自衛隊)が後半も高いスピードを維持して泳ぎ切り、1分00秒49で優勝した。

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女子4×100mリレーは第1泳者からリードを奪ったJFE京浜が、最後まで逃げ切り優勝。第1泳者の金子喜恵が59秒83、秀野は58秒70、落合が1分02秒13、そしてアンカーの髙橋美来が57秒10で泳ぎ、3分57秒76という記録であった。

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