2025.03.02 水球

【#水球】男子は貫禄の優勝、女子は中国に惜敗して準優勝(アジア水球選手権2025)

・大会ページ/リザルト
https://swim.or.jp/tournament/49824/
・映像配信(Asia Aquatics YouTube)
https://www.youtube.com/@AsiaAquatics25

アジア水球選手権2025の最終戦、アジアナンバーワンを決める大事な一戦は、男女とも中国との対戦となった。

まずは女子。第1ピリオドはポイントゲッターのセンター、有馬優美の攻撃に加え、西山風花、福田星香らの得点で2点のリードを奪う。第2ピリオドに入ると、今度は中国が反撃。序盤から3連続得点を挙げるなどの強さを見せ、このピリオドは3対7と中国が獲り、日本に対して2点のリードを奪い返す。

引き下がれない日本。第3ピリオドは有馬に西山らの活躍もあり再度逆転。12対11の1点リードで最終ピリオドを迎えた。中国が意地を見せてリードを奪っても、日本も何度も盛り返す。激しい攻防の末、残り1分で日本が同点に。中国最後の猛攻を稲場晴香をはじめとするディフェンス陣が守り切り、同点で試合終了。

ペナルティシュートアウト線、1本目に日本は外してしまうものの、稲場の好セーブでサドンデスまで持ち込んだ。しかし、最後は中国キーパーに2本止められてしまった。17対18で中国に惜敗するという結果ながら、アジア王者にここまで迫る戦いができるようになったことは、次につながる準優勝となった。

男子は2022年のアジア競技大会でアジア王者となって以来、プレッシャーのかかる『負けられない』戦いが続いている。

その第1ピリオドは中国に先制点を奪われる。そのまま流れは中国に持っていかれたまま試合が展開し、3対4の1点ビハインドで第2ピリオドへ。序盤はなかなかリズムに乗れない日本だったが、井上皆、渡邉太陽らの活躍に加え、終盤の4連続得点で逆転。8対7の1点リードで前半を終了させる。

第3ピリオドに入っても、中国と激しいラリーを繰り広げた末、10対10の同点で最終ピリオドへ。勝負の第4ピリオドは、日本のカウンターがようやく決まり波に乗ると、センター荒木健太のゴールも加わり4点を獲得。対する中国には西村永遠の好セーブもあり1点に抑えて試合終了。最終的には3点差をつけ14対11で優勝を飾った。

この試合の結果により、男子は1位で、女子は2位で今夏の世界水泳選手権2025シンガポールの出場権を獲得した。