【センターポールに日の丸を! 第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会でアスリート委員会トークショー開催!】
ジュニア選手たちの祭典、「第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」が3月26日に開幕しました。
競泳競技が行われている東京辰巳国際水泳場と、水球競技が行われている千葉県国際総合水泳場で、27日と28日の2日間、アスリート委員会トークショーを行いました。
競泳競技には、ゲストにロンドンオリンピック4×100mメドレーリレーの銅メダリストの加藤ゆかさん、そしてロンドンオリンピック100m背泳ぎと4×100mメドレーリレーで銅メダルを獲得した寺川綾さんにお越しいただきました。
水球競技には、リオデジャネイロオリンピックの水球日本代表の角野友紀さんが来てくださいました。
加藤さんは、北京オリンピックで味わった悔しさをロンドンオリンピックで晴らすことができ、メダルを獲得したことで自然と涙が出たという経験談を交えつつ、そういう悔しさや失敗があったから頑張ることができ、結果を残せたという話をしてくださいました。
「どんな目標でもいいと思います。大会を楽しみたい、ベストを出したい、ライバルに勝ちたい。その目標を必ず心に持って、気持ちを込めて泳げば結果が出ると思いますし、保護者の方々には心から応援してほしいと思っています。その応援が必ず選手たちの力になります」(加藤さん)
寺川さんは、ロンドンオリンピックでは苦楽をともにした仲間とどうしてもメダルが獲りたかったので、メドレーリレーでのメダルは特別だったと話してくださいました。また、ライバルでもあり親友だった伊藤華英さんに負けたくなかったり、逆に励まされたりしたというお話もしてくださいました。
「クラブのコーチは大会とか練習でちゃんと水泳の指導してくれています。ですから、家でも水泳の話をするというよりは、子どもたちもリラックスしたいと思うんです。私もそうでしたし、頑張ったね、良かったね、という言葉がとてもうれしかった。なので、家に帰ったらリラックスできる場所にしてあげてほしいですね」(寺川さん)
水球競技の角野さんは、出場したリオデジャネイロオリンピックよりも、中学2年生で出場したジュニアオリンピックカップのほうが緊張したという話を交えながら、日本代表になるために自分が何をしてきたのか、何を大事にしてきたのかをじっくりお話いただきました。
「自分が所属したチームで、同じポジションの選手には絶対に負けない、ということを意識してプレーしてきました。コツコツと目の前のポジションを獲得していくことが大切なのではないかと思っています。全国大会は、普段の練習では味わえない相手と戦える舞台です。貴重な体験として臨んで欲しいですし、試合以外の時間では友達をたくさん作って、色々な話しをして自分の糧にしてほしいと思います」(角野さん)
今後も日本代表先輩アスリートにお越しいただき、ジュニアスイマーや保護者の皆さまに生の【言葉】をお届けできるよう努めてまいります。
なお、日本水泳連盟HPから無料でダウンロードできる「センターポールに日の丸を~先輩たちからの言葉~」もご活用ください。
「センターポールに日の丸を~先輩たちからの言葉~」はこちら
http://www.swim.or.jp/files/centerpole.pdf