【競泳】第12回パンパシフィック水泳選手権 第3日目
連日雨のオーストラリア・ゴールドコーストで行われている、第12回パンパシフィック水泳選手権も今日で3日目。
予選は大雨のなかで行われましたが、夜には雨も上がり、プールコンディションも少し回復してきたなかで決勝が始まりました。
男子100mバタフライ決勝。4レーンにライアン・ロクテ選手、5レーンにマイケル・フェルプス選手(ともにアメリカ)が泳ぐ注目のレースで、池端宏文選手が前半を1位で折り返す積極性を見せます。後半も粘りきり、フェルプス選手、ロクテ選手に次いで、混戦の3位争いを制して52秒50の銅メダルを獲得しました。しかし「タイムが遅い。前半は良かったが、後半は練習不足が出たと思う」と、納得のいかない表情を見せましたが「メダルはうれしい」と話しました。
200m背泳ぎの予選後、「まずまず良いタイムだったので自信になった」と話していた入江陵介選手。しかし、決勝では泳ぎと気持ちがかみ合いません。持ち味の後半が伸びきらず、アメリカのタイラー・クラリー選手の後塵を拝し、1分55秒14で2位となりました。
「悔しい気持ちしかない。100mと200m、両方穫る難しさがよく分かった。戦い方、泳ぎ方を課題にしたい。今回は悔しさという金メダルをもらった、ということで、この悔しさを無駄にはしたくない」と、次のアジア大会に向けて気持ちを入れ直していました。
低迷が続いていた女子自由形陣ですが、4×100mフリーリレーで第4泳者の松本弥生選手がカナダを抜き、3分39秒06で2002年の横浜大会以来となる銅メダルを獲得しました。
「カナダが先行逃げ切りでくるだろう、と予想してのオーダー。最後に競ったら負けない自信はあった」と松本選手。第3泳者の宮本靖子選手は「ほかのメンバーがいてくれる安心感があったから頑張れました」とチームの力の大きさを実感していました。
男子400m自由形では、この種目の第一人者であるパク・テファン選手(韓国)に萩野公介選手が挑みました。ラスト100mでスパートをかけましたが届かず、3分44秒56で銀メダル。「タイムは悪くなかったが、ほかの選手に流されるようなかたちのレースになってしまった」とメダルは獲得しましたが、自分に対して厳しい評価を下していました。
トビウオジャパン3日目の結果は、銀メダルが2つ、銅メダルが2つ。3日間のメダル獲得数は、金が4、銀が6、銅が2となりました。
雨と寒さという厳しい環境のなかで行われた今大会の競泳競技も、明日が最終日。メダルの期待できる種目が目白押しです。
2年後のリオデジャネイロ五輪、そして6年後の東京五輪に向けて躍進を続けるトビウオジャパンへのご声援をよろしくお願いいたします。
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