2014.10.12

【水球】第90回日本選手権水泳競技大会水球競技 3日目

東京辰巳国際水泳場で行われている、第90回日本選手権水泳競技大会水球競技も、いよいよ最終日となりました。最終日には、男女の決勝戦、3位決定戦が行われました。


女子の3位決定戦は鴨沂水球クラブが、昨年の覇者である日体クラブとの対戦を迎えます。日体クラブは第1ピリオドで3点を奪いますが、第2ピリオドには反対に鴨沂水球クラブが3点を取り返し、日体クラブに1点差に詰め寄る4対5で前半を終了します。しかし、後半に入ると日体クラブの猛攻にあい、第3ピリオドで4点、第4ピリオドには7点を奪われゲーム終了。6対16で日体クラブが意地を見せて3位を確定させました。


女子の決勝戦は、準決勝で日体クラブに雪辱を果たした藤村と、CNCウォーターポロクラブとの対決。第1ピリオド、開始1分で有馬優美選手がミドルシュートを決めてCNCウォーターポロクラブが先制。藤村も負けじと有馬選手の退水から1点を返すと、カウンターで追加点を奪い、2対1の藤村リードで第1ピリオドが終了。第2ピリオドはそれぞれ1点を追加して、昨年2位の藤村に対して、CNCウォーターポロクラブが1点差で食らいつきます。

ゲームが動いたのは第3ピリオドでした。CNCウォーターポロクラブの川口華子選手の得点で同点に追いつきますが、すぐさま藤村が1点を返し、そこから一気に4点を追加。第4ピリオドも追加点を加え、CNCウォーターポロクラブに追いつかせなかった藤村が11対5でCNCウォーターポロクラブを下し、準優勝に終わった昨年の悔しさを晴らす初優勝を飾りました。

男子3位決定戦では、健志台クラブ対稲泳会の戦い。昨年2位の実力を見せ、8対3の前半で5点のリードを奪いますが、後半第3ピリオドに稲泳会が反撃。一気に6点を奪い、健志台クラブに1点差まで詰め寄ります。しかし、反撃もここまで。健志台クラブが第4ピリオドで3点を追加して逃げ切り、13対10で稲泳会を破って3位を決めました。

今大会最後の戦いとなる男子決勝戦は、連覇を狙う全日体大とブルボンウォーターポロクラブ柏崎との対決です。全体会覇者の全日体大が第1ピリオド開始3分で3点を奪い、さらに2点を追加。ブルボンウォーターポロクラブ柏崎は攻めあぐねて2点に止まり、全日体大が試合を有利に進めます。何とか追いつきたいブルボンウォーターポロクラブ柏崎でしたが、第2、3、4ピリオドすべてで全日体大に先行されてゲームが進み、常に追いかけるゲーム展開となってしまい、苦しい戦いを強いられます。

反対に、第1ピリオドで5点を奪い勢いに乗った全日体大は、その後も崩れることなく点を重ねていき、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎に付け入る隙を与えません。結果は14対10で、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎に一度のリードも許さなかった全日体大が連覇を果たしました。

最終結果は、以下のとおりです。
・女子
優勝 藤村
準優勝 CNCウォーターポロクラブ
3位 日体クラブ

・男子
優勝 全日体大
準優勝 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎
3位 健志台クラブ

日本の頂点に向けて熱戦を繰り広げた戦士たちへの熱いご声援、ありがとうございました。
男子、女子ともに来年、そして再来年のリオデジャネイロ五輪に向けて練習を積み重ねていく選手たちに、これからもあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。

ポセイドンジャパンホームページはこちら
http://poseidonjapan.net/index.html

試合分析ホームページはこちら
http://homepage2.nifty.com/oita-waterpolo/14Japan-top.html

1413121373-jpnwp14day3.pdf