【飛込】2015年度日本室内選手権飛込競技大会 “翼ジャパンダイビングカップ” 1日目
東京辰巳国際水泳場で、6月5日(金)〜7日(日)の日程で行われる、2015年度日本室内選手権飛込競技大会、通称“翼ジャパンダイビングカップ”が開幕しました。
7月25日から始まる第16回世界水泳選手権代表メンバーも勢ぞろいした今大会。日本国内での最後の大会ということで、代表選手たちの演技に注目が集まります。
初日の決勝は、女子3m飛板飛込と男子1m飛板飛込、男女の3mシンクロ飛板飛込の3種目が行われました。
注目は昨年のアジア大会代表でもある板橋美波選手(JSS宝塚)、今年は日本代表に返り咲いた渋沢小哉芳選手(セントラルN)、ロンドン五輪代表の中川真依選手(石川DC)。
1本目、405Bを67.50でトップに立った板橋選手でしたが、3本目の205Bで入水が乱れて2位に。変わってトップは、安定して60点台をキープしていた中川選手。最終演技の5本目、中川選手が先に演技を終了して314.85の暫定1位、渋沢選手は3本目の107Bで48.05のミスが響いて300.05での2位。板橋選手は、5本目で70.35以上を出さなければ優勝できない、というプレッシャーのなか、得意の107Bで74.40を叩き出して逆転。318.90で優勝を果たし、2位が中川選手、3位が渋沢選手という結果になりました。
「自分の演技だけに集中できました。3本目(205B)を失敗しましたが、そのあとは気持ちを切り替えて飛ぶことができました。明日の高飛込では、390点以上を目標に頑張ります」(板橋選手)
世界水泳選手権代表の渋沢選手は、演技や踏切などのズレが生じており、調子もいまいちな様子でしたが、収穫はあったと話します。
「それでも、とりあえず1演技につきひとつでもこれをやろう、と決めていたことはできたと思います。世界水泳選手権までには、自分の形をしっかり固めて臨みたい」(渋沢選手)
3mシンクロ飛板飛込は男女の決勝が同時に行われ、世界水泳選手権代表の寺内健選手と坂井丞選手ペア(ともにミキハウス)が棄権するなか、男子は池田匠見選手(日本大学)・須山晴貴選手(松江D.C)ペアが352.41で優勝。女子は渋沢選手・金戸華選手(日出高校)ペアが271.80で優勝しました。
「練習で取り組んできたもののなかで、できたこと、できなかったことはありましたが、自分としては最後までうまくまとめられたと思います」(金戸選手)
男子1m飛板飛込で優勝したのは、3mシンクロ飛板飛込を須山選手とともに制した池田選手。4本目の305Cで33.00のミスはありましたが、平均して60点台をキープ。最後の5335Dでは72.00の演技を見せて360.10を獲得しての優勝でした。
明日は男子3m飛板飛込と女子高飛込の決勝が行われます。
たった1秒ほどの演技に対する集中力、そして水しぶきをあげないノースプラッシュにかける選手たちに、引き続きご声援をよろしくお願いします。
※女子3m飛板飛込で優勝した板橋選手
※女子3mシンクロ飛板飛込で優勝した渋沢選手(左)・金戸選手(右)ペア
※男子1m飛板飛込優勝の池田選手
結果詳細はこちら
http://swim.seiko.co.jp/diving/framepage02.html
翼ジャパンブログはこちら
http://tsubasajapan.blog.jp