【水球】カザン世界水泳選手権の水球女子日本代表の公開取材が行われました
6月12日、JISSにてロシア・カザンで行われる第16回世界水泳選手権の水球女子日本代表の公開取材が行われました。
水球の女子チームが世界水泳選手権に出場するのは、2003年バルセロナ大会以来となる12年ぶり。今年から秀明大学の加藤英雄監督体制となり、マンツーマンディフェンスと素早いカウンター攻撃を主とした戦い方にチェンジ。従来のゾーンディフェンスよりも体力が必要なため、練習量を増やして体力アップを図っています。
「海外の選手に比べて身体が小さいのは仕方がない。反対に、それを生かす作戦を考えないといけません。ゾーンディフェンスだと上からシュートを打たれてしまうし、パスコースも自由に選択させてしまう。マンツーマンディフェンスでも、ただ正面から当たるだけだと左右にパスコースが残ってしまいます。そこを工夫しながらパスコースやシュートコースを限定するような作戦を立てています。さらにグリップ力も弱いので、少し空気を抜いたボールで指の力の強化も行っている」(加藤監督)
『スピード水球』というテーマで練習に取り組むという選手たち。「今は体力向上が課題。マンツーマンディフェンスからのカウンターという体力が必要な作戦ですが、それをどれだけ自分のものにできるかどうかが勝負のカギだと思います」。キャプテンの森翼選手(CNCウォーターポロクラブびわこ)はこう話し、12年ぶりに世界と戦うチャンスを生かしたいと付け加えました。
「とにかくひとつ一つ、目の前の相手を倒していくということ目標に世界水泳選手権は戦っていきます」(森キャプテン)
水球女子は、7月26日から試合が始まります。初戦はイタリア戦となります。
社会人から大学1年生まで、幅広い年齢層で構成されている新チーム。新しい力と経験豊富なベテランの力を合わせて、世界水泳選手権での戦いに挑む選手たちにご声援をお願いいたします。
※この日は紅白戦で実践的トレーニングが行われた
※加藤監督から指示を受ける選手たち
※キャプテンとしてチームを率いる森選手
第16回世界水泳選手権のスケジュールはこちら
http://kazan2015.com/en/events
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