【競泳・飛込・水球】第38回JOC全国ジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会 1日目
ジュニアたちの夏はまだまだ始まったばかり。例年より少し早めに始まったのは、第38回JOC全国ジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会。
競泳競技おなじみ東京辰巳国際水泳場で、飛込競技は大阪プール、水球競技は大阪・なみはやドームにて開催されています。
競泳は10歳以下区分から、11〜12歳区分までの競技が行われ、早速大会新記録が誕生しました。男子11〜12歳区分50mバタフライの予選、永藤修一選手(ルネサンス八日市)はスタートから一気に飛び出すと、2位以下の選手に1秒以上の差をつける泳ぎで26秒66の大会新記録をマーク。決勝では予選の記録を上回ることはできませんでしたが、27秒07で優勝しました。
「予選の大会新記録は自己ベストです。決勝でさらに記録を更新することができなかったけど、優勝できてうれしいです。ジュニアオリンピックは3回目になります。目標にしている選手は、萩野公介選手(東洋大学)です」(永藤選手)
また、400m個人メドレーで学童記録を持っている平原ここの選手(スウィン南越谷)は中学1年生になっても元気な泳ぎを見せてくれました。女子11〜12歳区分200m個人メドレーで100mの時点でトップに立つと、平泳ぎ、クロールとそのまま逃げ切って2分19秒70で優勝します。
男子11〜12歳200mフリーリレーは、スウィン太田チームが出場した4人の選手全員で26秒台をマークする泳ぎで、大会新記録までは惜しくも届きませんでしたが、1分47秒65で優勝しました。
飛込競技は全4種目の決勝が行われました。女子9〜11歳区分1m飛板飛込、男子12〜13歳区分高飛込、女子14〜15歳区分3m飛板飛込、そして男子16〜18歳区分高飛込です。
女子14〜15歳区分3m飛板飛込決勝には、カザン世界水泳選手権代表の板橋美波選手(JSS宝塚)に加え、全国中学で優勝を分け合った荒井祭里選手(JSS宝塚)と宮本葉月選手(高知SC)という豪華メンバーで優勝争いが繰り広げられました。
板橋選手は、インターハイからなかなか調子が上がりません。その隙をついて前半の制限選択飛を終えてトップに立ったのは、宮本選手でした。しかし、その宮本選手は自由選択飛の2本目を大きなミスダイブで25.50となって順位を下げてしまいます。3位だった荒井選手は205Cで56.00、2位につけていた板橋選手は305Bで64.50をそれぞれ獲得してひとつずつ順位をアップ。最後の107Bを決めた板橋選手がそのまま逃げ切り、410.65で優勝します。荒井選手は388.95で2位、宮本選手は惜しくも374.85で3位という結果になりました。
なみはやドームでの水球競技はA区分(12歳以下男女)の予選リーグ、C区分(15歳以下女子)の1回戦と敗者復活戦が行われました。
A区分には24チームが参加し、4グループに分かれての対戦。それぞれが総力をかけて決勝トーナメント進出をかけて激しい争いを演じます。C区分は神奈川大学附属中、広島水球クラブ、芝工大柏水球クラブ、秋田水球クラブ、横浜サクラが勝ち進み、そして歯医者復活戦に回った中央大学附属中と富山パレスの対戦は、前半に先制した1点が決勝点となり、2対1で富山パレスが勝利しました。
未来の水泳界を背負う選手たちがライバルたちと切磋琢磨し合い、しのぎを削る夏の5大大会。そのうち、インターハイと全国中学の2つが終了し、残り3つのうちのひとつ、ジュニアオリンピックカップはジュニア選手たちの登竜門です。若さあふれる元気な泳ぎや演技に、引き続き皆さまのあたたかいご声援をお願いいたします。
競泳競技のリザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2015/S70601/index.htm
飛込競技のリザルトはこちら
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