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8月22、23日に、ブラジル・リオデジャネイロにおいて、リオ五輪のOWSテストイベント（プレ五輪）が開催されました。

会場は水温が20度以下という状況に加え、波も高いという悪条件。25人の参加者の半分以上の選手が途中棄権するという厳しいレースではありましたが、平井康翔選手（朝日ネット）は最後の最後まで優勝争いを繰り広げ、惜しくも破れはしたものの、1位と0秒5差の2位となりました。

先日のカザン世界水泳選手権で五輪出場権を獲得している選手も出場していましたが、そのなかで初の表彰台を獲得したことは、とても大きな一歩となりました。

男子が行われた次の日、女子10kmには貴田裕美選手（コナミスポーツクラブ）が出場。中盤で2位に上がり、平井選手に続く表彰台が期待されましたが、惜しくも5位という結果となりました。

男女ともにリオデジャネイロ五輪本番と同じ時期、同じ場所で開催されたテストイベントに参加したことで、来年に向けて強化していくべきポイントも分かり、とても有意義な遠征となった様子。

正式リザルトは以下の通りです。
・男子10km
平井康翔選手（朝日ネット）2位
2時間03分54秒4（トップとの差0秒5）

・女子10km
貴田裕美選手（コナミスポーツクラブ）5位
2時間12分48秒4（トップとの差29秒7）

水泳の格闘技とも言えるほど激しいボディコンタクトもあり、さらにはマラソンスイミングというその名のとおり、約2時間にも及ぶレースのなかで高度な駆け引きが要求されるOWS。その世界でトップ争いを続ける選手たちに、これからもご声援をよろしくお願いします。

※写真1 2位表彰台を獲得した平井選手
※写真2 平井選手と佐野秀匡コーチ
※写真3 レースに向かう貴田選手