【競泳・飛込・水球】第38回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 2日目
ジュニア選手たちの登竜門、第38回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会の2日目が終了。この日から、東京・東京辰巳国際水泳場で競泳競技が開幕しました。
競泳競技は、主に10歳以下区分と11〜12歳区分の競技が行われ、決勝14種目のなかで誕生した新記録は5つ。
女子11〜12歳区分50m自由形で、谷口葉菜選手(真庭SC)が26秒04の短水路日本学童新記録を樹立して、200m自由形と合わせて2冠を達成。この記録は15年ぶりの新記録となりました。
「200mのあとのレースでしたが、気持ちを切り替えてしっかりレースに臨めました」(谷口選手)
もうひとつの短水路日本学童新記録は、女子11〜12歳区分50mバタフライの牧野桜子選手(ジャパン観)が27秒65で樹立しました。
男子は、10歳以下区分200mリレーでDSG北松戸が1分57秒28の大会新記録を樹立。これでこの日の大会記録は3つ、短水路日本学童記録が2つ樹立され、新記録は合計5つとなりました。
新潟県のダイエープロビスフェニックスプールで行われている飛込競技は、今日が最終日。男子9〜11歳区分1m飛板飛込、女子12〜13歳1m飛板飛込、そして男子14〜15歳1m飛板飛込の3つの決勝競技が行われました。
男子9〜11歳区分1m飛板飛込は、1本目の制限選択飛から40ポイントオーバーをマーク。その後も全く危なげない演技で40〜50ポイントを獲得して、291.50で伊熊扇李選手(トビウオJrDC)が優勝しました。
女子12〜13歳1m飛板飛込では金戸凜選手(KANETO DC)が、惜しくも300ポイントに届きませんでしたが、298.65で優勝を飾ります。
そして男子14〜15歳1m飛板飛込は、遠藤拓人選手(JOC EA )と中秀太郎選手(石川DC)が接戦を繰り広げました。
先に遠藤選手がリードしますが、6本目で中選手が逆転。しかし、続く7本目で中選手がミスダイブで36.00となってしまい、再び遠藤選手が逆転。そのままわずか6.50ポイントの僅差で遠藤選手が逃げ切って優勝しました。
飛込競技はこれで全競技を終了し、最優秀選手賞と団体優勝は以下の通りとなりました。
・男子最優秀選手賞:伊熊扇李選手(トビウオJrDC)
・女子最優秀選手賞:佐々木音華選手(米子DC)
・男子優秀選手賞:遠藤拓人選手(JOC EA)
・女子優秀選手賞:宮本葉月選手(高知DC)
・団体優勝チーム:石川DC
・準優勝チーム:群馬DC
水球競技は千葉・千葉県国際総合水泳場で2日目を迎え、今大会最多試合数となる48試合が行われました。
A区分(男女12歳以下)は、24チームで行われている予選リーグの2回戦が終了。4つの組に別れ、それぞれ6チーム総当たり戦で行われていますが、現在3勝ずつしているのは、F組の群馬ジュニア水球、G組の原田学園スイミングスクール、H組は青森ヤクルトスイミングスクールで、I組はカワサキスイミングクラブです。
明日以降も決勝トーナメント進出を懸けた戦いが繰り広げられることでしょう。
B区分(男子15歳以下)は敗者復活戦が行われ、決勝トーナメント進出の18チームが出そろいます。そのまま行われた、決勝トーナメント1回戦の2試合は、カワサキスイミングクラブと京都踏水会水泳学園がそれぞれ勝利し、明日から本格的に16チームによるトーナメント戦が開始されます。
C区分(女子15歳以下)では予選リーグの2回戦が行われ、決勝トーナメント進出を懸けた予選リーグの残り試合は、あと1試合となりました。
明日も各地でジュニア選手たちが、一所懸命トレーニングしてきた成果を出すために、全力で試合に臨みます。皆さまのご声援をよろしくお願いします。
※写真1:飛込競技男子最優秀選手賞の伊熊選手
※写真2:飛込競技の女子最優秀選手賞の佐々木選手
※写真3:接戦となった、飛込競技男子14〜15歳区分1m飛板飛込の表彰式
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