【シンクロ】第92回日本選手権水泳競技大会 シンクロナイズドスイミング競技 1日目
リオデジャネイロ五輪の代表メンバーが決まり、演技の振り付けや曲にも五輪本番に向けて新たな取り組みを行っている、シンクロナイズドスイミングの日本代表、マーメイドジャパン。
そのマーメイドジャパンの演技お披露目となったのが、今日に1日目を迎えた第92回日本選手権水泳競技大会 シンクロナイズドスイミング競技、シンクロジャパンオープン2016。代表選手たちは、チームジャパンとして出場します。
初日はソロ、デュエット、チームのテクニカルルーティンと、ソロのフリールーティン予選が行われました。
ソロテクニカルルーティンでは、チームジャパンの乾友紀子選手が出場。『魂を探す』というテーマに合わせてひとつ一つのルーティンを細かく行っていき、完遂度を表すエクスキューションは27.2000、難易度や構成を表すインプレッションが27.8000、規定要素の完遂度を表すエレメンツは35.7388を獲得。合計90.7388で、トップを獲得しています。
チームテクニカルルーティンのテーマは『弥栄日本』。日本らしい和太鼓も盛り込まれた音楽に乗せて泳ぎ切り、合計92.4360を獲得。しかし、選手たちはあまり納得のいく演技ができなかった様子。
「以前よりも音取りを速くしたり、足技なども細かい動きが増えていますが、今できる精一杯の演技はできたと思います。でもまだまだなので、これから本番に向けて演技の完成度を上げていきたいと思います」(中村麻衣選手)
デュエットテクニカルルーティンは『魔法』をテーマに、乾選手と三井梨紗子選手が華麗に舞いました。「できは未完成」(三井選手)とは言うものの、高い同調性はさすがという演技。合計は92.0957で、こちらも1位を獲得。
「細かい部分は違いますが、同じ曲で昨年も世界水泳選手権で泳いでいますし、今回の振り付けのほうが魔法を表現しやすくなっていると思います。昨年よりはレベルアップできていますし、未完成とはいえ、ひとつの試合を乗り越えられたのは自信になりました」(三井選手)
初日最後の種目だった、ソロのフリールーティン予選。乾選手は4回目の演技で体力的にも厳しい中、昨年から取り組んでいるテーマである『鳳凰伝説』を身体全体を使って表現します。演技終了後、少し足がもつれるほど体力を消耗していましたが、合計91.5667を獲得。1位で最終日の決勝に臨みます。
「昨年は4回泳ぐことに不安がありましたが、今年はひとつ一つの演技に集中できましたし、明日も頑張ろう、と前向きな気持ちを持てています。キャプテンという意味でも、しっかりと技や演技でチームを引っ張っていけるように、また明日からも頑張ります」(乾選手)
マーメイドジャパンにとって、リオデジャネイロ五輪前に行う最後の演技となる今大会。指先からつま先まで、美しさを追求した演技を披露するマーメイドたちへ、皆さんのご声援をよろしくお願いします。
※写真1:ソロフリールーティン予選で鳳凰伝説を表現する乾選手
※写真2:デュエットに臨む乾選手・三井選手ペア
※写真3:チームの演技後、観客に向かって笑顔で応える選手たち
©フォート・キシモト
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