2016.08.17

【競泳・飛込】第84回 日本高等学校選手権水泳競技大会 1日目

世界中がリオデジャネイロ五輪で盛り上がるなか、国内も夏の全国大会のシーズンが開幕。そのスタートとなるのが、第84回 日本高等学校選手権水泳競技大会が17日に開幕しました。

女子400m自由形で大会2連覇を目指した、佐藤千夏選手(埼玉栄)。その連覇を阻むように、小堀倭加選手(湘南工大附)がぴたりと食らいつく展開。200mでは佐藤選手が1秒以上引き離しますが、300mで再度小堀選手が追いついてきます。そのままの勢いで小堀選手が最後の100mでラストスパート。佐藤選手を一気に引き離して、4分12秒90で優勝を果たします。小堀選手のスパートについていけなかった佐藤選手は、4分14秒29の2位となりました。

女子200m個人メドレーでは、リオデジャネイロ五輪に出場した長谷川涼香選手(淑徳巣鴨)と一緒に練習する牧野紘子選手(東大附属)が奮起。背泳ぎの時点で抜け出すと、平泳ぎ、自由形でもスピードは衰えず、2分11秒16の大会新記録を樹立して優勝しました。

男子4×100mフリーリレーは、最後まで目が離せない大接戦。第1泳者は日大豊山の関海哉選手が51秒32のトップで引き継ぎます。ですが、ほかのチームも最大で1秒強程度の差しかありません。第2泳者が泳ぎ終わると、今度は春日部共栄がトップを奪います。第3泳者になっても接戦は続き、今度は名古屋がトップで最終泳者に引き継ぎます。ところが、最終泳者に引き継いだところで一気に抜け出したのは、湘南工大附の井元秀哉選手でした。ラスト50mも粘りきった井元選手がトップでフィニッシュし、3分26秒97で湘南工大附が優勝を果たしました。2位以下は1秒も差がない状態でなだれ込み、その接戦を制して2位に入ったのは、飛龍。3位は豊川が入りました。

飛込競技は、女子高飛込の予選と決勝が行われ、男子は3mシンクロ競技がエキシビジョンとして行われました。
女子高飛込では、日本選手権でも上位争いを行う荒井祭里選手(甲子園学院)と佐々木那奈選手(甲子園学院)を抑え、三上紗也可選手(米子南)がトップスタート。制限選択飛の4回を終えてトップをキープをします。
自由選択飛に入った5本目、405Bで71.40を獲得してトップに立ったのは、佐々木選手。6本目には荒井選手がトップを奪い返すという接戦を繰り広げます。最後は、6本目以降は60ポイント以上獲得する安定した演技をした荒井選手が、総合499.35を獲得して優勝しました。
2位には476.70で三上選手が、3位に佐々木選手が470.75で入りました。

暑い夏を、さらに熱くする若い力。連日熱戦を繰り広げる選手たちに、引き続き応援をよろしくお願いします。

※写真1:大会新記録で女子200m個人メドレーを制した牧野選手
※写真2:男子4×100mフリーリレーで優勝した湘南工大附
※写真3:女子高飛込の表彰式

競泳競技のリザルトはこちら
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