【競泳・水球】第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会 5日目
25日に飛込とシンクロの2競技が終わり、競泳と水球も26日に最終日を迎えた第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会。
東京・辰巳国際水泳場での競泳競技の最終日には、6つの大会新記録が誕生しました。
最初の大会新記録は予選から。女子15〜16歳区分100m背泳ぎで、染谷世奈選手(スウィン鷲宮)が1分02秒11、男子13〜14歳区分50m自由形で須田悠介選手(ルネサンス港南中)が23秒66、女子15〜16歳区分50m自由形では池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が25秒96でそれぞれ大会新記録を樹立。
決勝が始まると、さらに池江選手が記録を縮めていきます。女子15〜16歳区分50m自由形決勝では、池江選手が予選の記録をさらに更新する25秒58の大会新記録を樹立。それよりも前に行われた女子15〜16歳区分100mバタフライ決勝にも出場した池江選手は、59秒22の大会新記録で優勝しました。これで池江選手は、100m自由形と合わせて3冠を達成します。
女子15〜16歳区分100m背泳ぎ決勝では、酒井夏海選手(スウィン南越谷)が、予選で染谷選手が樹立した大会記録を更新する1分01秒22で優勝しました。
大会終了後、団体の男女総合表彰と年齢別、個人表彰も発表されました。
男女総合優勝を果たしたのはイトマン、準優勝は東京SCとなりました。年齢別の13〜14歳区分で優勝したのはATSC.YW、15〜16歳区分優勝は豊川高、そしてCS区分はイトマンに決まりました。
最優秀選手は、男子が大﨑威久馬選手、女子が牧野紘子選手と、男女ともに東京ドームの選手が受賞しました。
そのほかの表彰は以下の通りです。
・団体表彰/男女総合
優勝 イトマン
準優勝 東京SC
3位 豊川高
4位 ATSC.YW
5位 コナミ北浦和
6位 ルネサンス亀戸
7位 スウィン埼玉
8位 ルネサンス港南中
・団体表彰/年齢別
13〜14歳区分
優勝 ATSC.YW
準優勝 東京SC
15〜16歳区分
優勝 豊川高
準優勝 ルネサンス亀戸
CS区分
優勝 イトマン
準優勝 豊川高
・個人表彰
最優秀選手 男子 大﨑威久馬選手(東京ドーム)
最優秀選手 女子 牧野紘子選手(東京ドーム)
優秀選手 13〜14歳区分 男子 荒井悠太選手(アクラブ稲城)
優秀選手 13〜14歳区分 女子 平原ここの選手(スウィン南越谷)
優秀選手 15〜16歳区分 男子 平河楓選手(ブリヂストン太宰)
優秀選手 15〜16歳区分 女子 池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)
・個人表彰/コーチ表彰
CS区分 男女育成コーチ 飯塚正雄コーチ(東京ドーム)
13〜14歳区分 男子育成コーチ 坂田力丸コーチ(アクラブ稲城)
13〜14歳区分 女子育成コーチ 渡辺信コーチ(スウィン南越谷)
15〜16歳区分 男子育成コーチ 松本貞朗コーチ(ブリヂストン太宰)
15〜16歳区分 女子育成コーチ 村上二美也コーチ(ルネサンス亀戸)
大阪・門真スポーツセンターでの水球競技は、すべての区分で決勝戦と3、4位決定戦が行われました。
A区分(12歳以下男女)の決勝は、福岡BRAVES対カワサキスイミングクラブ。第1ピリオドで福岡BRAVESが2点を奪い、2対1でリードしたまま試合が進みます。ですが、最終第4ピリオドでカワサキスイミングクラブが同点に追いつき、ペナルティーシュート戦にもつれ込みます。そのペナルティーシュート戦で福岡BRAVESが6点、カワサキスイミングクラブが5点という結果になり、福岡BRAVESが優勝を果たしました。銅区分の3、4位決定戦は、群馬ジュニア水球が与野水球クラブを抑えて勝利し、3位を確定させました。
B区分(15歳以下男子)の三重WPスターズ対原田学園スイミングスクールで争われた決勝戦は、原田学園スイミングスクールが第1ピリオドに3点を挙げて1対3とリードを奪います。第3ピリオドにも原田学園スイミングスクールが5点を挙げて、一気にリードを広げますが、最終第4ピリオドに三重WPスターズが反撃。原田学園スイミングスクールに得点を与えずに攻撃を加えますが、3点を奪ったところで試合終了。5対8で原田学園スイミングスクールが優勝しました。WILLスポーツクラブと京都踏水会水泳学園で行われた3、4位決定戦を7対4で制したのは、WILLスポーツクラブでした。
京都踏水会水泳学園と白山市立松任中学校との対戦カードとなったC区分(15歳以下女子)の決勝戦。前半の第1ピリオド、第2ピリオドから両チームともに点を奪い合う展開。両者一歩も譲らず、前半は5対5の同点で折り返します。後半に入っても、拮抗したまま試合は展開していきます。第3ピリオドで京都踏水会水泳学園がリードを奪いますが、第4ピリオドで白山市立松任中学校が追いつき、8対8の同点で試合終了。A区分と同じく、ペナルティーシュート戦までもつれ込みます。そのペナルティーシュート戦は白山市立松任中学校が制し、優勝を決めました。3、4位決定戦は、川口スイミングクラブと群馬ジュニア水球との対戦。こちらは終始川口スイミングクラブがリードする展開で、10対5で川口スイミングクラブがこの試合を制して3位となりました。
E区分(18歳以下女子)は秀明英光高等学校と藤村との対決。実力チーム同士の戦いで、なかなかどちらもリードを奪えない展開が続きます。均衡が破れたのは、後半第3ピリオド。秀明英光高等学校は、藤村にゴールを奪わせないまま2点を獲得してリードを奪います。第4ピリオドには藤村も反撃して3点を挙げますが、それ以上に秀明英光高等学校が4点を奪って試合終了。9対6で秀明英光高等学校が優勝を果たしました。
千葉県立幕張総合高等学校と全鹿児島情報高校の3、4位決定戦は、前半に2点のリードを奪った全鹿児島情報高校が、そのリードを最後まで守りきって勝利。全鹿児島情報高校が3位を決めました。
全試合が終わり、各区分の優秀選手(ベストサーティーン)が発表されました。詳しくは、下記URLを参照ください。
第39回 全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会は、この日に全競技が終了しました。
9月に入ると、全日本学生選手権、そして国民体育大会が行われます。まだまだ続く選手たちの熱い夏。選手たちに引き続き野ご声援をよろしくお願いします。
※写真1:最優秀選手の大﨑選手と牧野選手
※写真2:15〜16歳区分の優秀選手の池江選手
※写真3:最優秀選手と優秀選手、そして育成コーチの方々