2016.09.07

【水球】第71回国民体育大会水泳競技大会 水球競技

【水球】第71回国民体育大会水泳競技大会 水球競技

第71回国民体育大会水泳競技大会の会期前競技である水泳競技。シンクロナイズドスイミングが4日に終わり、翌5日から水球競技が開幕しました。

水球の初日は、全16チームによる1回戦が8試合行われました。水球2日目には、準々決勝と準決勝を合わせて6試合が終了。決勝戦に進んだのは、埼玉県と石川県。先に行われた、インターハイと同じ組み合わせとなります。

その第1ピリオド、リードを奪ったのは埼玉県でした。3対1で第2ピリオドを迎えると、今度は石川県も反撃。点を獲っては獲られ、獲られては獲ってのシーソーゲーム。埼玉県が3点を挙げますが、石川県は4点を奪い返して6対5の1点差まで詰め寄ります。

後半開始早々、再度石川県を突き放しにかかる埼玉県は、さらに3点を加えて9得点。逆転するためにも点差を広げずに最終第4ピリオドを迎えたい石川県も踏ん張り、点差はそのままの9対8で第3ピリオドを終えます。

第4ピリオドはなかなか両者とも得点を奪えない時間が続きましたが、均衡を破ったのは石川県。1点を奪って同点にすると、残り時間が少なくなったところで石川県が猛攻を開始。耐えきれずに1点を奪われた埼玉県は、第4ピリオドで逆転を許してしまいます。その1点を石川県が最後まで守りきり、試合終了のブザーが鳴り響きます。
この瞬間、石川県が25年ぶり2度目の優勝を果たしました。

「4連覇をしている埼玉県に対して、挑戦者の気持ちで臨みました。前半は埼玉県の猛攻を止められませんでしたが、第3ピリオドからうちのディフェンスが機能してくれました。ここからは追われる立場ではありますが、チャンピオンとしての試合、立ち振る舞いをしていかなければならないと思っています。これから日本一の練習をしていきます」(坂本将一監督)

この日で、水球、シンクロナイズドスイミング、OWSの3競技が終了。そして、いよいよ9日から競泳と飛込の2競技が、盛岡市総合プールで開幕を迎えます。
リオデジャネイロ五輪に出場した選手たちはもちろん、メダリストも多く参加する今大会は、注目のレース、注目の演技が目白押しです。

世界を相手に渡り合ってきた選手たちの泳ぎをぜひ会場でご覧ください。
また、同時に選手たちに負けないくらい、熱い応援をお願いします。

※写真1:25年ぶりの優勝を果たした石川県
※写真2:優勝を決めた瞬間、抱き合って喜ぶ石川県の選手たち

リザルトはこちら
http://kirokukensaku.net/5NS16/discipline_040_20160907.html

大会公式HPはこちら
http://www.iwate2016.jp