【競泳・飛込・水球】第85回日本高等学校選手権水泳競技大会・第57回全国中学校水泳競技大会 2日目
宮城県では第85回日本高等学校選手権水泳競技大会(インターハイ)、鹿児島県では第57回全国中学校水泳競技大会(全国中学)が昨日開幕し、両大会とも2日目の競技を終えました。
インターハイは、競泳4種目の決勝競技と、飛込2種目が行われました。
競泳は、第17回世界水泳選手権に出場していた牧野紘子選手(東大附属)が女子200mバタフライに出場。最初の50mは山川唯巴選手(千葉商大付)がラップを奪いますが、100mでは牧野選手が逆転。そのままじわじわと差を広げていき、最後はひとりだけ2分10秒を切る、2分09秒05で優勝を果たしました。
200m自由形決勝では、男女どちらも最後まで誰が勝つか分からないほどの大接戦。女子は3位までの差がたったの100分の6秒。男子は0秒26の間に4人がひしめき合うような状態。そんな接戦を女子は2分00秒89で柏崎清花選手(千葉商大付)が、男子は関海哉選手(日大豊山)が1分50秒48で制しました。
飛込は男子3m飛板飛込の予選決勝に加え、公開競技として女子3mシンクロナイズドが行われました。
男子3m飛板飛込は、伊藤洸輝選手(帝京高)と中秀太郎選手(小松市立高)、西田玲雄選手(桃山学院)の3人が接戦を演じます。中選手が1位、西田選手が2位、伊藤選手が3位で迎えた最終演技。最初に西田選手が、ラストの405Bで60.00をマークしてトータル581.90で演技を終えます。次の演技順の中選手も、西田選手と同じ405B。中選手は西田選手を上回る63.00をマークして逆転。
そして、最終演技順だった伊藤選手は5154B。7.0から8.0の演技を決めて、この日いちばんとなる76.50を獲得して、なんと西田選手と中選手を最後の最後で逆転し、トータル595.40で優勝を果たしました。
ヒルズ県南総合プールで行われている水球競技では、2回戦の6試合が行われました。この日の結果を踏まえ、大会3日目の準々決勝に進んだのは、金沢工(石川県)と宮崎工(宮崎県)、明大中野(東京都)と関西(岡山県)、鹿児島南(鹿児島県)と秀明英光(埼玉県)、そして鳥羽(京都府)と大垣東(岐阜県)の8校になりました。
鴨池公園プールの全国中学は、大会2日目から決勝競技がスタート。
そのなかでも、男子1500m自由形は見応え十分なレースとなりました。スタートからレースを引っ張ったのは加藤睦也選手(長瀬中)。それを追いかける久保田一矢選手(鷹取中)は、じりじりと加藤選手との差を詰めていき、1000mで逆転。しかし、1200mで再度加藤選手がトップを奪い返し、ラスト100mの勝負までもつれ込みます。結果は、加藤選手が15分40秒70で優勝し、久保田選手は15分41秒12で惜しくも2位となりました。
また、全国中学の飛込競技は男子高飛込の予選と決勝が行われ、予選から力を見せ、結果として2位以下に20点近くの差をつけて伊熊扇李選手(浜松学院)が優勝を果たしました。
明日も宮城県、鹿児島県で熱戦が繰り広げられることでしょう。次世代の日本を背負う若手の選手たちへのご声援をよろしくお願いします。
※写真1:200mバタフライで日本代表の力を見せた牧野選手
※写真2:インターハイの男子3m飛板飛込では三つ巴の戦いを伊藤選手が制する
※写真3:全国中学で最後まで接戦を演じた男子1500m自由形の加藤選手と久保田選手
インターハイのリザルトはこちら
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全国中学や飛込競技を含めたリザルトはこちら
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