2017.09.11

【水球】第72回国民体育大会水泳競技 水球競技 1日目

2017 笑顔つなぐえひめ国体 〜君は風 いしづちを駆け  瀬戸に舞え〜 の水泳競技は、水球がアクアパレットまつやま特設プールでスタートしました。

初日は、1回戦の8試合。16県によって2日目以降の準々決勝進出を懸けて、熱い戦いが繰り広げられました。

第1試合は、昨年の優勝県である石川県と、開催県の愛媛県との戦い。
石川県が第1ピリオドから昨年覇者の貫禄を見せつけるような展開。次々と愛媛県ゴールに襲いかかり、20対6で石川県が勝利。

第2試合は岐阜県対沖縄県。こちらは第2ピリオドを終えて2点のリードを奪っていた岐阜県が、そのまま勢いに乗って後半も得点を重ね、13対3で岐阜県が勝ち上がります。

三重県対滋賀県の第3試合は、第2ピリオドを終えて三重県が滋賀県に対して4点リードを持っていましたが、第4ピリオドに滋賀県が猛追。4得点を挙げて同点にします。しかし、同点ゴールの直後、一瞬の隙をついて三重県が貴重な追加点を挙げ、8対7で三重県がからくも逃げ切りました。

第4試合に行われた東京都対岡山県は、第4ピリオドを終えても7対7で勝負がつかず。今大会初のペナルティースロー戦となりました。
岡山県の1本目で、東京都のキーパーが笛の合図の前にゴールラインより前に出ていた、との判定でファウルを取られる波乱もありましたが、5本のシュートをすべて決めた東京都が岡山県を下し、準々決勝進出を決めました。

第5試合は長崎県対高知県。こちらは長崎県が第1ピリオドを4対0で終わらせ、そのリードを徐々に広げていく試合展開で、最終的には12対4で長崎県が勝利します。

第6試合の鹿児島県対群馬県の戦い。同点で迎えた最終第4ピリオド、早々にゴールを奪って追加点を挙げた鹿児島県が、その1点を最後まで守り抜き、8対7で群馬県を下して勝利。

第7試合の京都府対山形県の対戦は、ラスト10秒にまさかの展開が待っていました。第3ピリオドを終えて、9対7で京都府がリード。しかし、第4ピリオドで山形県が追いつき、11対11でラスト20秒を切ります。ここでタイムアウトを取った山形県は、最後の攻撃にすべてを駆けます。が、1人に対して2人のプレスをかけた京都府がボールを奪取。時間は10秒を切っており、前に出て選手に指示を出していた山形県キーパーの隙を突き、ボールを奪った地点から京都府の渡邉太陽選手が20mほどのロングシュート。ふわっと弧を描いたボールはそのまま山形県ゴールに吸い込まれていき、これが決勝点。京都府が12対11で勝利しました。

初日の最後の試合は、昨年2位の埼玉県と宮城県との対戦。第1ピリオドで一挙10得点を挙げた埼玉県は、その後も試合終了まで攻撃の手を緩めることはありません。結果、25対2で埼玉県が勝利しました。

これで、大会2日目の準々決勝に出場する8県が決定。準決勝に進むのか、それとも順位決定戦に回ることになるのか。2日目も熱戦が予想されます。

県の代表としての誇りを持って戦う選手たちへのご声援、よろしくお願いします。

※写真1:愛媛県ゴールに襲いかかる石川県
※写真2:東京都対岡山県はペナルティースロー戦までもつれ込む
※写真3:昨年2位の埼玉県は宮城県を圧倒

大会公式HPはこちら
http://www.ehimekokutai2017.jp