【競泳】第13回パンパシフィック水泳選手権 2日目
16年ぶりに自国で開催されている第13回パンパシフィック水泳選手権。初日から連日満員で会場は盛り上がりを見せています。
初日から金メダルを2つ獲得して好スタートを切った日本代表チームは、2日目も好調を維持しています。
矢島優也選手と瀬戸大也選手のふたりが出場した男子200mバタフライ決勝。瀬戸選手は、大会2連覇を懸けてのレースです。
スタート直後からするすると前に出たのは、瀬戸選手。途中で前を譲りますが、ラスト50mでスパートをかけて逆転。1分54秒34で優勝を飾り、大会2連覇を達成しました。
矢島選手は初代表ながら1分56秒33で6位入賞を果たしました。
「ラスト50mで耐えられたのは、この大歓声があったからだと思います。金メダルが獲れて、今はホッとしています。子どもたちのヒーローに、少しは届いたかなと思っています」(瀬戸選手)
女子200mバタフライでは、長谷川涼香選手と持田早智選手がメダル争いを繰り広げます。「ラストスパートをかけるために、前半攻めすぎないレース展開をした」という持田選手が、言葉通りにラスト50mで前を行くライバルたちに力強く迫り、2分07秒66の自己ベストで銀メダルを獲得しました。
長谷川選手は惜しくもメダルに届きませんでしたが、2分08秒70で4位入賞を果たしました。
「ベストでメダルが獲れて、本当にうれしいです。改善点はまだまだ数え切れないほどあるけど、それは伸びしろだと思っていますので、またこれからもベスト、日本記録を目標に頑張ります」(持田選手)
男子100m背泳ぎの決勝には、入江陵介選手と金子雅紀選手が登場。入江選手は、瀬戸選手と同じように大会2連覇がかかるレースとなりました。
弱点を克服し、今ではひとつの武器になったといっても過言ではないバサロキックを巧に使い、入江選手がスタートからスピードに乗って泳ぎ切ってフィニッシュ。残念ながら2連覇は叶いませんでしたが、52秒78で銀メダルを獲得しました。
「接戦のなかで2位を獲れたのはうれしいですけど、タイムはもう少しほしかったかなと思います。ただ、少しずつ成長できていると実感できるレースができているので、一歩一歩進んでいきたいと思います」(入江選手)
さらに最後の男子4×200mリレーでも、江原騎士選手、坂田玲央選手、小堀勇氣選手、松元克央選手の4人が力を合わせて、7分08秒07で銅メダルを獲得。女子4×200mリレーでは、五十嵐千尋選手、池江璃花子選手、白井璃緒選手、大橋悠依選手が7分48秒96の日本新記録を樹立して4位入賞です。
さらに女子100m背泳ぎは、酒井夏海選手が59秒33の日本高校新記録を樹立して6位に入賞しました。
大会も前半戦が終了し、後半戦となる3日目がスタートします。海外のトップスイマーを相手に力の限り泳ぐ日本代表チームに、引き続き応援をよろしくお願いします。
※写真1:大会2連覇を果たした瀬戸選手
※写真2:持田選手は国際大会個人で初メダル獲得
※写真3:入江選手は悔しいながらも成長を感じる銀メダル
リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/en/2018/panpacs/index.html
大会公式HPはこちら
https://panpacs2018.com/jp/