【競泳】第13回パンパシフィック水泳選手権 4日目
16年ぶりに日本で行われていた第13回パンパシフィック水泳選手権も、とうとう最終日を迎えました。
世界水泳選手権でダブル表彰台を獲得した男子200m平泳ぎ。小関也朱篤選手と渡辺一平選手が、今大会でもダブル表彰台を狙って決勝に進出。
前半攻めたのは渡辺選手。2番手で100mを折り返してからじりじりと前を行くオーストラリアのマシュー・ウィルソン選手に迫り、残り25mで逆転。2分07秒75の大会新記録を樹立して国際大会初優勝を果たしました。
小関選手もラスト50mからスパートをかけますが、一歩及ばず。2分08秒25の4位入賞という結果でした。
「レースを楽しむということだけを考えて頑張りました。これだけ盛り上がっているこの辰巳国際水泳場で勝てたことがとてもうれしいです」(渡辺選手)
女子200m平泳ぎでは、ロンドン五輪以来国際大会ではメダルを獲得していなかった鈴木聡美選手が見せてくれました。ミカ・サムラル選手とリリー・キング選手に食らいつくレース展開で、ラスト50mも粘りの泳ぎで青木玲緒樹選手の追い上げをかわし、2分22秒22の好タイムで銅メダルを獲得。パンパシフィック水泳選手権初のメダルを獲得しました。
100mで銅メダルを獲得した青木選手は2分24秒46の4位入賞です。
「200mも私は戦えるんだ、という自信が持てるようになったレースでした。これからも少しずつタイムを上げて、自己ベストを更新できるように頑張ります」(鈴木選手)
さらに大会を締めくくる4×100mメドレーリレーでは、酒井夏海選手、青木選手、池江璃花子選手、青木智美選手の4人で挑んだ女子は、3分55秒03の日本新記録で銅メダルを獲得。男子は入江陵介選手、小関選手、小堀勇氣選手、中村克選手の4人で、最後の最後までアメリカとトップ争いを繰り広げ、惜しくも敗れましたが3分30秒25で銀メダルを獲得しました。
日本は金メダル6、銀メダル7、銅メダル10をそれぞれ獲得。国別対抗戦では、アメリカが447.5ポイントで優勝を果たし、2位が331.5ポイントでオーストラリア、そして日本が318.0ポイントで3位となりました。
そして最後にMVPが発表され、女子はカナダのカイリー・マス選手、男子はライアン・マーフィー選手が選出されました。
4日間に及ぶ戦いも終止符が打たれ、14日の火曜日には千葉県・北条海岸にてOWS競技が行われます。
熱戦を繰り広げた選手たちへのご声援、ありがとうございました。戦いを続ける選手たちへの応援をこれからもよろしくお願いします。
※写真1:渡辺選手は国際大会初の金メダル
※写真2:パンパシフィック水泳選手権初のメダル獲得にガッツポーズの鈴木選手
※写真3:競泳MVPはマス選手とマーフィー選手
リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/en/2018/S80701/eng_index.htm
公式HPはこちら
https://panpacs2018.com/jp/