2018.12.03

湯の丸高原で建設中の高地トレーニング用プール 2019年10月に完成!

 日本で初めての高地トレーニングの拠点として完成が待たれる屋内プール建設工事の進捗状況報告会が12月1日、現地、長野県東御市の湯の丸高原で行われた。

 群馬県との県境に近い東御市・湯の丸高原は、北陸新幹線や関越自動車道を利用して、東京から約2時間30分の至近地。高地トレーニングといえば、米国・フラッグスタッフ、中国・昆明、スペイン・グラナダなど海外の施設に頼らざるを得なかったが、標高1750mの湯の丸高原プールが完成すると、状況は一変する。
 プールは50m×21m、水深2mで8レーンと、練習には申し分ない環境で、トレーニング室も併設される。2019年10月20日に完成が予定されている。

 この施設全体は屋内運動施設(体育館)となっており、今回は特設プールとして2021年までの期間限定運用とのことで、その後、体育館仕様に改装されるという。とはいえ、2020東京オリンピック、2021世界選手権(福岡)を控えて、念願の高地トレーニングの拠点が国内にできるのは、選手や関係者にとっては願ってもない朗報で、その効果が大いに期待される。

※写真1 現地の航空写真
※写真2 建物の外観
※写真3 プールになる部分